国内初「中型バス」自動運転 運転手“不要”も完全無人化に課題 茨城・日立市【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年2月4日)

 3日から国内で初めて中型バスによる自動運転がスタートしました。ただ、安全面から座って乗ることしかできず、普及に向けた課題も山積しています。

■運転手“不要”の自動運転

 茨城県日立市を走る茨城交通の路線バス。3日から国内で初めて中型バスで「レベル4」の自動運転による営業運行を開始しました。

 これまで各地で導入されている「自動運転バス」の大半は、ハンドルから手を離してよいのですが運転手が必要な「レベル2」。しかし、今回は運転手がよそ見できる「レベル3」も超えて、運転手がいなくていいという完全自動運転の“一歩手前”の「レベル4」です。

 運転手はハンドルを握らずにそのままバスが動いています。ロータリーの急カーブもハンドルを握っていません。

 システム上は、運転手はまったく必要ありません。ただ、ドアを開閉するなど、業務上の理由のため運転手が乗っています。

 車体に設置した22個のカメラやセンサーなどで周辺の状況を把握し、自動で減速や停車をすることができます。

 乗客は次のように話します。

乗客(60代)
「自動の時のブレーキの踏み方が荒いというのはあるが、それ以外は一緒ですね」

乗客(70代)
「人物とか車とか建物をきちんと早めに察知して、なんの心配もなく乗ることができた」

■“着席のみ”完全無人化に課題

 これまで、同様の自動運転バスは全国に6カ所ありますが、いずれも乗客が10人程度の“小型バス”でした。

 そんななか、茨城交通がより多くの客が乗れる“中型バス”で「自動運転」に取り組むのは、運転手不足という課題に直面しているためです。

茨城交通 任田正史社長
「地域の皆さんの移動の足を確保するには、自動運転がすごく重要。最終的には無人化して、近い将来そういう形が実現できるようにやっていく」

 ただ、本格的な移行には課題も多いようです。例えば…実はこのバス、つり革はなく立って乗ることが禁止です。

 バスが大きくなると、それだけ制御が難しくなるため、急ブレーキなどに備えて乗客は「着席」のみに限定。

 さらに、よく見るとバスが走っているのは一般車が入れない専用道路。2005年に廃線となった「日立電鉄」の線路跡をバスの専用道路にすることで、自動運転の実現にこぎ着けました。

SOMPOインスティチュート・プラス
新添麻衣上級研究員
「廃線になってしまった鉄道の代わりを、(自動運転)バスのような手段で(補い)今後、日本の地方部での自動運転の展開にも参考になる部分かと思う」

 しかし、専用道路から一般道に出るところでは、運転手が手動で運転するため、人手不足が解消されるわけではありません。

 海外のように、一般道で「自動運転」の認可がおりにくい背景には、日本特有の事情があると言います。

新添上級研究員
「国土の広さというところは、日本は不利なところがあって。過密ですので(自転車や歩行者との)衝突リスクが高くなっているので、少し不利な点はあったかなと思う」

(「グッド!モーニング」2025年2月4日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

4 Comments

  1. 素晴らしい、出来る限り国産でデジタル化を進めて欲しい
    頑張れ!!

  2. ブレーキの踏み方が荒いか。
    感覚の違いも有るけど、運営側は、どう受け止める?
    始まったばかりで色んな意見が出てくるけど、どう受け止めるか?