トランプ米大統領は、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の決定について、利下げの一時停止は正しい判断だったと述べた。これまでは金利引き下げを求める傾向が強かったが、姿勢を転換させた。
トランプ氏は2日夕、ワシントンに到着した際に記者団に「私は驚いていない。現時点で金利を据え置くことは正しい判断だった」と述べた。
FOMCは全会一致でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25-4.5%で据え置くことを決め、利下げを一時停止した。インフレ懸念がくすぶる中で、新たな関税や移民の強制送還などトランプ氏の政策が物価上昇を再燃させる恐れがあるためだ。
トランプ氏は、FOMC決定の1週間前に行った世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)でのスピーチを含め、一貫して金利引き下げを求めてきた。また、米大統領が金利決定に発言権を持つべきかどうかなど、かねてから米連邦準備制度の改革に言及している。
原題:Trump Says Fed Made the Right Call Last Week to Pause Rate Cuts(抜粋)
 
						
			
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