モスクワで爆発、ドネツクの親ロ派武装組織幹部死亡 暗殺で捜査

ロシアの首都モスクワの高級マンションで3日、爆発があり、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力指導者アルメン・サルキシャン氏が死亡した。国営タス通信などが報じた。現場での警察の捜査、(2025 ロイター/Evgenia Novozhenina)

[モスクワ 3日 ロイター] – ロシアの首都モスクワの高級マンションで3日、爆発があり、ウクライナ東部の親ロシア派武装勢力指導者アルメン・サルキシャン氏が死亡した。国営タス通信などが報じた。

ロシアメディアによると、サルキシャン氏がボディーガードとともに施設の地下に入ったところ爆発が起こった。報道によると、ボディーガード1人も死亡、3人が負傷した。警察は暗殺事件として捜査している。

ウクライナ保安庁(SBU)は12月、サルキシャン氏について、2014年以降親ロ派が広く実効支配しているドネツク地方の犯罪組織のリーダーで、「非合法武装組織」を参加・支援しているとの見方を示していた。親ロ派武装勢力を結成、物資購入し前線に供給していたという。

ロシアの独立系メディア、メディアゾナによると、アルメニア出身のサルキシャン氏はドネツク州の都市ホルリウカで長年組織犯罪に関与。ウクライナとの戦闘のため2022年、アルメニア系で構成される親ロ派武装組織を設立したという。

ウクライナは12月、モスクワでの爆弾を使った作戦でロシア軍幹部を殺害した。今回の事件についてウクライナ側は何も明らかにしていない。 もっと見る

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