日本一寒い町の「しばれフェスティバル」-20℃の世界で120人が一夜、脱落者なし【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2025年2月3日)
全国的に厳しい寒さはまだまだ続きそうですが、この寒さを逆手に取ったイベントが2年ぶりに北海道で開催されました。
ほとんどのものが凍ってしまう極寒の地で一晩を過ごす名物企画には、大勢の人が参加しました。参加者は何を求め、何を手に入れたのでしょうか。
■ラーメンもお酒も凍る世界
午前6時過ぎの会場内の気温計はマイナス18℃となっています。あまりの寒さにラーメンも凍っています。
道内から初参加
「(Q.逆さにしても?)大丈夫です。すごいです。寒いです」
ここは東京からおよそ3時間半。日本一寒い町として知られる北海道の陸別町です。
そんな町で週末行われたのが「しばれフェスティバル」です。
大阪から初参加
「クレイジーな祭りを探して来た」
「しばれ」というのは厳しい寒さを表す北海道の方言で、その名の通り、寒さを楽しむ祭りです。
本田学委員長(53)
「日本一の寒さは陸別町にとって宝物。まちづくりの原点」
厳しい寒さを楽しもうと多くの人が参加。祭りのメインイベントは、かまくらやテントで一晩過ごす「人間耐寒テスト」です。120人以上が参加しました。
道内から 3回目
「日本一の寒さにやみつきです」
この時の会場の気温計はマイナス5℃。分かっていても、やっぱり寒い。参加者は暖をとりながら、思い思いに過ごそうと工夫していました。
兵庫から初参加 幼なじみ3人組
「(Q.どうやって過ごす?)酒盛り」
酒で体を温めよう作戦です。しかし…。
幼なじみ3人組
「(Q.ビールが凍っている?)凍ってる。シャーベット。冷たい」
今度は熱燗を飲もうと試みますが、火にかけているはずのとっくりに氷が張り付いています。全く温まりません。
■“若い力”で2年ぶり復活
実はこの「しばれフェスティバル」、去年はスタッフが足りずやむなく中止の判断を下しました。
本田委員長
「青年部が中心となって、このイベントを運営してた。部員の減少で青年会中心ではもうできないと町に申し入れが来た。持続可能にするには新しい人を増やして、技術的なことを伝えていかないといけない」
そんな声に応えるのは…。
町役場勤務 林あみかさん(19)
「地元が陸別町なので、今までお世話になった方たちに感謝の気持ちをこめて恩返しできないかと思って帰ってくることに」
陸別町では、こうした若い力も祭りの原動力となっています。
■眠ると危険…1時間ごとの生存確認
日付が変わり午前0時過ぎ、気温計はマイナス14℃。気温がグングン下がるなか、かまくらの中では、「日本一寒い夜」に備え、寝袋を二重に被り、準備は万端です。
参加者が眠りにつくなか、寝てはいられないのが実行委員です。
実行委員
「(かまくらの)中で生きているか、生存確認をしに行きます」
1時間ごとに行うチェックです。こうして夜が明けると…。
道内から初参加
「(Q.今の感覚は?)無事に朝迎えられてよかった。寒くて起き上がるのが怖いです」
午前6時すぎ、外の気温計はマイナス18℃。
本田委員長
「おはようございます」
一時は中止に追い込まれた「しばれフェスティバル」。「人間耐寒テスト」の脱落者はゼロで終えることができました。
本田委員長
「2年あけるとイベントはどうなっちゃうのという気持ちも大きかった。不安なこともいっぱいあった。たくさんの人が来てくれた瞬間に、その気持ちは吹っ飛んだ。復活させてよかった。陸別でしかできない祭り。ぜひ、お越しいただきたい」
(「グッド!モーニング」2025年2月3日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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