大阪製鉄が自社株TOBを実施、親会社の日本製鉄が応募へ

1月31日、大阪製鉄は親会社の日本製鉄の応募を想定した自社株公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。発行済み株式の21.29%に当たる900万0100株、約220億円を上限とする自社株取得枠を設定。TOB価格は30日終値から10%割り引いた2450円を原則とし、期間は2月17日から3月17日まで。写真は日本製鉄のロゴ。東京の本社で2019年撮影(2025年 ロイター)

[東京 31日 ロイター] – 大阪製鉄(5449.T), opens new tabは31日、親会社の日本製鉄(5401.T), opens new tabの応募を想定した自社株公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。発行済み株式の21.29%に当たる900万0100株、約220億円を上限とする自社株取得枠を設定。TOB価格は30日終値から10%割り引いた2450円を原則とし、期間は2月17日から3月17日まで。

大阪製鉄はアクティビストのストラテジックキャピタル(SC、東京都渋谷区)の株式保有を踏まえ、流通株式比率が低下する可能性があるため、日鉄にTOBへの応募を提案した。大阪製鉄はTOBで取得する株式を含めた約1236万株(発行済み株式の29.24%)を4月15日に消却予定。

SCは昨年11月26日、日鉄の取締役に対し、大阪製鉄の完全子会社化や吸収合併などを提案する書簡を送ったと発表。大阪製鉄の株主価値向上のため、上場を維持する場合は日鉄の持ち分削減や経営体制の改革が選択肢になると主張していた もっと見る 。

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