米メタがトランプ氏と和解、SNS停止訴訟で2500万ドル支払いへ

 1月29日、交流サイト(SNS)の「フェイスブック」や「インスタグラム」を運営する米メタ・プラットフォームズは、2021年1月の連邦議会議事堂襲撃事件を受けて同社がトランプ大統領のアカウントを停止したことを巡る訴訟で、トランプ氏に和解金約2500万ドルを支払うことで合意したと発表した。写真はメタのロゴ。ベルギーのブリュッセルで2022年12月撮影(2025 ロイター/Yves Herman)

[29日 ロイター] – 交流サイト(SNS)の「フェイスブック」や「インスタグラム」を運営する米メタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabは29日、2021年1月の連邦議会議事堂襲撃事件を受けて同社がトランプ大統領のアカウントを停止したことを巡る訴訟で、トランプ氏に和解金約2500万ドルを支払うことで合意したと発表した。トランプ氏は21年7月、保守的な視点を違法に封じ込めたとして、ツイッター(現X)、フェイスブック、アルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルのほか、各社の最高経営責任者(CEO)を相手取り訴訟を起こした。

トランプ氏のフェイスブックとインスタグラムのアカウントは、20年大統領選での敗北が不正の結果という虚偽主張を同氏が繰り返したことを受けて支持者が議事堂襲撃を開始した後に停止された。

和解のニュースを最初に報じたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、23年秋以来あまり進展していなかった訴訟についての話し合いは、メタのマーク・ザッカーバーグCEOが昨年11月にトランプ氏のフロリダ州の邸宅「マールアラーゴ」を訪れ、夕食を共にした後に再び始まった。

メタはザッカーバーグCEOの投獄をちらつかせたことがあるトランプ氏との関係修復を試みていた。

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