[カブール 23日 ロイター] – アフガニスタン北部タハール州で中国人1人が死亡した攻撃について、過激派組織「イスラム国」(IS)が22日夜、犯行を認める声明を出した。
タハール州の警察は22日、中国人が殺害され予備捜査を開始したと発表した。
ISはテレグラムで、中国人が乗った車両を狙ったと表明した。ISの攻撃で車両が損傷し中国人が死亡した。
中国外務省の毛寧報道官は23日の定例会見で、事件に「深い衝撃を受けている」と述べ、「アフガニスタン暫定政府に対し、同国での中国の民間機関やプロジェクトの安全確保に断固とした効果的な措置を取るよう求める」と述べた。
2022年に首都カブールの中国系ホテルが襲撃された事件でもISが犯行声明を出している。
アフガニスタンでは21年に米軍が撤収したのに伴いイスラム主義組織タリバンが復権し暫定政権を樹立。中国はタリバン暫定政権下で駐アフガニスタン大使を任命した最初の国で、貿易・投資関係を強化する意向を示している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.