[東京 23日 ロイター] – ニデック(6594.T), opens new tabは23日、2024年10―12月期の連結営業利益(国際会計基準)が前期比10%減の545億円になったと発表した。精密小型モータや車載事業の減益が影響した。前年同期比では5%増だった。
4―12月期の連結営業利益は前年同期比5%増の1755億円で、同期間として過去最高益を更新した。精密小型モータがデータセンターの需要増によるハードディスクドライブ(HDD)市場の構成比改善につながり、数量増に対して金額増が上回って推移している。AI(人工知能)サーバー向け水冷システムは、需要先が広がっているという。為替円安も89億円の増益要因となった。
1―3月期の想定為替レートは1ドル=145円、1ユーロ=155円。
25年3月期の連結営業利益計画は2400億円(前年比48.3%増)を据え置いた。会社計画は、IBESがまとめたアナリスト20人のコンセンサス予想2449億円と同水準となっている。
連結売上高は2兆5000億円の見通し。25年度は、自律成長3兆円にM&Aによる1兆円を加えて連結売上高4兆円を計画している。
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