記者会見を開いたフジテレビ・港浩一社長(中央)ら幹部(写真・共同通信)
1月18日、情報番組『めざましどようび』(フジテレビ系)は、中居正広の女性トラブルをめぐって同局の港浩一社長がおこなった記者会見について取り上げた。しかし、その内容には疑問符がつくと言わざるを得ないだろう。
「番組内では、約7分間、港社長のコメントや、第三者の弁護士を中心とする調査委員会立ち上げについて報じましたが、メインキャスターの西山喜久恵アナ、生田竜聖アナらのコメントはありませんでした。
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その後、『今週のニュースがまるっと分かる「BUZZ NEWSランキング」』というコーナーに進みました。『15~49歳の男女300人にアンケート』として1位から10位まで紹介していましたが、世間でこれだけ話題になっている中居騒動も自局の社長会見もランキング外。明らかに不自然でした」(スポーツ紙芸能担当記者)
このフジテレビの“我関せずの姿勢”に敏感に反応したのが、スポンサーだ。約2時間半の番組内で12本、そして次の番組までの2本を合わせて計14本のCMが「ACジャパン」であり、CM枠に大量の空白が生じた。
「前週の放送ではACのCMは0本です。一気にスポンサーが離れて差し替えたのでしょう。トヨタ自動車以後、相次いでナショナルクライアントがCM出稿を止めているからです」(広告代理店関係者)
トヨタ自動車が18日にフジテレビで放映しているCMを当面差し止めると発表。NTT東日本、明治安田生命保険、アフラック生命保険も同様の対応をとった。日本生命保険は19日の『千鳥の鬼レンチャン』と『Mr.サンデー』、20日以降の『めざましテレビ』のCMを差し止めると発表。クライアントが続々とフジテレビを見限り始めている。
Xでは《フジテレビ停波もあるぞ》などと緊急事態を指摘する声があふれている。
《今回の場合はフジテレビに帰責があるとはいえ、恐らくスポンサーにCM費用は返ってこないのではないか。それでもACに差し替えると決断するということは相当な抗議表明であろう》
《トヨタ、明治生命がフジテレビのスポンサーを降りたにも関わらず、CMを流している企業はもしかしたら接待を受けていたのではないかと想像してしまう》
《あの超閉鎖的な社長会見で、フジテレビはガチで見切られたっぽい。ACへのCM差し替えって「お金は返さないで結構だから、とにかくウチの社名を出さないでくれ」ってヤツなので、もう最後通告。こうなることを予見できずにあんな会見やったフジテレビ上層部のヤバさが致命的…》
大手によるCM差し替えに、今後も他企業が追随する可能性は高い。“民放の雄”の行く末やいかに。
( SmartFLASH
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