【街に遺る八〇年の記憶】寺に眠る…多くの命を守った約40メートルの防空壕 東京・中野区
今年は戦後80年。私たちは「いまを、戦前にさせない」をコンセプトに様々な企画をお伝えします。番組では『街に遺る八〇年の記憶』と題し日常の風景に今なお残る“戦争のつめあと”を巡ります。三回目は、都内の寺院に眠る大きな防空壕を訪ねました。
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サブカルチャーの聖地とも言われ多くの人で賑わう、東京・中野区。
地下鉄・中野坂上駅から大通り沿いに5分ほど歩くと、約650年の歴史があるお寺が姿を現します。その境内の片隅にある通路をくぐり抜けた先には、80年前を物語る”あるもの”が。
僧侶 奥村隆樹さん
「こちらが成願寺の防空壕です」
米軍による空襲が激しさを増した1945年。中野区もあたり一面焼け野原になるほど、繰り返し空襲を受け、成願寺の本堂も焼け落ちてしまったといいます。
こちらの防空壕はその前年に裏山を掘ってつくられたものです。曲がりくねった形にすることで爆風が通りにくいつくりになっているとのこと。現在の壁や天井は鉄筋などで補強されていますが、80年前は土のままでした。
そして長さ40メートルほどの内部には、爆風から身を守るための約5畳の部屋が。
僧侶 奥村隆樹さん
「こちらも土のお部屋で。大体これぐらいの部屋が3つあった」
近隣に住む人など、50人から60人ほどが身を寄せ合っていたといいます。
終戦から80年。次世代に伝えるため、大切に保管されてきました。
成願寺 若方丈 小林尭成さん
「当時はもう明かりも何もついてないわけですから。実際に見ていただかないと、言葉では伝えきれない部分もあると思いますので。そういったところを伝えていきたいという思いで、皆様に来場していただいています」
今なお、街に遺る80年の記憶。戦争の恐ろしさを静かに物語っています。
(2025年1月17日放送「Oha!4」より)
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広島・長崎に原爆が投下され、戦争が終わって80年となります。戦争をした国に生まれた私たちが、二度と戦争を繰り返さないという「誓い」の意味を改めて考えます。情報提供サイト
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