日向灘を震源とする地震で熊本県内でも震度4 速報から揺れまで最長30秒【熊本】 (25/01/14 19:00)
13日夜の日向灘を震源とする地震で熊本県内でも最大震度4の揺れを観測しましたが被害の報告は入っていません。気象庁は、緊急地震速報が鳴って揺れが大きくなるまで県内では5秒から30秒かかったと発表しました。ではこの限られた時間で私たちはどう行動すればよいのでしょうか?
13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源とする最大震度5弱の地震がありました。震源の深さは36キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.6と推定されています。
熊本県内でも熊本市北区や南区・八代市など17の市町村で震度4を観測しました。
この地震の影響で、九州新幹線は博多・鹿児島中央間の上下線で遅れが発生しました。
【久保田優果記者 リポート】
「地震発生からおよそ1時間後の熊本駅です。当時、新幹線に乗っていた人によりますと、新幹線は停止したものの、車内で大きな揺れは感じなかったということです」
【新幹線を待つ人】
「警報(緊急地震速報)が鳴った後、結構揺れて、客もざわついていた」
警察や消防、熊本県によりますと、けが人など被害の報告はあがっていないということです。
九州電力送配電によりますと、玉名市天水町のおよそ510戸で一時、停電したということです。
これは13日夜、地震発生直前の熊本市北区のテレビ熊本の報道センターです。
【緊急地震速報アラーム】
「地震です地震です」
部屋にいたスタッフが揺れを感じたのがその15秒後の20分ちょうど。そして、さらに15秒後、画面でも分かるほどの揺れが襲い、揺れは50秒ほど続きました。
気象庁は、昨夜の地震で緊急地震速報が出されてから「主要動」つまり揺れが大きくなるまでの時間を発表。熊本県では、5秒から30秒の時間があったことが分かります。
【防災システム研究所 山村 武彦所長】
「緊急地震速報が鳴ってから大きな揺れが来るまでの時間は非常に貴重な時間。
安全を確保する、命を守る貴重な時間だと思う」
この〈貴重な時間〉に私たちはどんな行動を取ればいいのでしょうか。防災システム研究所の山村 武彦所長に聞きました。
【防災システム研究所 山村 武彦所長】
「直ちに安全ゾーン(に移動)私は玄関がいいと思う。万が一の場合には脱出できる
避難路が確保できる場所」
耐震性の低い建物にいる場合には、倒壊の恐れがあるため、「玄関のドアを開放し、
避難路を確保した上で靴を履いて揺れに備える」。
耐震性の高い建物の場合には「家具などが倒れて、けがをしないよう安全な場所に移動してほしい」と話します。
【防災システム研究所・山村 武彦所長】
「緊急地震速報を受信した時の退避行動ついて家族で話し合っておくことが大事」
今回の地震について気象庁は、評価検討会を開いて南海トラフ巨大地震との関連を分析。
その結果、巨大地震が発生する可能性が「平常時と比べて相対的に高まっていない」と判断し「臨時情報・調査終了」を発表しました。
ただし、巨大地震はいつ起きてもおかしくないとして日頃の備えを確認するよう呼びかけています。
【防災システム研究所・山村 武彦所長】
「こういうことが繰り返されていると、南海トラフ巨大地震だけは事前に察知されて、臨時情報が出てから大地震が来るのではないかと誤解している人もいるけれども、それは全くの誤解。地震というのは今、予知できる状態ではない。南海トラフ巨大地震は突発的に起こることを前提に準備を事前にしておくことが大事」
山村所長は「水・食料の備蓄や家具、電化製品の固定など平時の今だからできる地震への備えをやってほしい」と呼び掛けます。

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