ことし最初の外国訪問として東南アジアを訪れた石破総理大臣は10日、マレーシアでアンワル首相と首脳会談を行い、海洋進出を強める中国も念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて緊密に連携していくことで一致しました。
続いて訪れたインドネシアでは11日、プラボウォ大統領と首脳会談を行い、安全保障分野での協力の強化に向けて高速警備艇を供与することや外務・防衛の閣僚協議を年内に開催することで合意しました。
また今回、石破総理大臣の佳子夫人が初めて外国訪問に同行し、現地の日系企業の関係者らと意見を交わしました。
一連の日程を終え、石破総理大臣はジャカルタで記者団に対し「両国との協力は地域の平和と安定をもたらすもので、わが国の平和と安全にも資するものだ。両首脳とはアメリカや中国との関係のほか東シナ海や南シナ海の情勢などついてもやり取りをし、緊密な意思疎通を継続することで一致した」と述べました。
そして、日本時間の11日午後6時すぎ、政府専用機でジャカルタを出発し、帰国の途につきました。
12日未明、帰国する予定です。
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