米卸売在庫、11月は0.2%減 速報値と変わらず

米商務省が8日発表した11月の卸売在庫は0.2%減と、前月発表された速報値と変わらずだった。2023年4月撮影(2025年 ロイター/Megan Varner)

[ワシントン 8日 ロイター] – 米商務省が8日発表した11月の卸売在庫は0.2%減と、前月発表された速報値と変わらずだった。ロイターがまとめたエコノミスト予想通りだった。自動車やコンピューター機器など耐久財の在庫が急減した。

10月は0.2%増で改定なしだった。11月の前年同月比は0.8%増だった。

関税引き上げを警戒する企業が輸入を前倒しにするため、卸売在庫の前月比は今後数カ月で回復する可能性がある。

耐久財在庫は0.4%減少した。10月は0.1%減だった。自動車在庫は2.2%減、コンピューター機器は1.3%減となった。機械の在庫も減少した。

非耐久財在庫は0.2%増加した。農産物が4.5%急減したものの、食料品、衣料品、石油、アルコールの増加によって相殺された。

国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車を除く卸売在庫は0.1%増加した。

卸売売上高は0.6%増。10月には0.3%減少していた。

11月の販売ペースで在庫が全てはけるのに必要な期間は1.33カ月。10月は1.34カ月だった。

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