米国務長官、トランプ氏のグリーンランド購入案に否定的見解

トランプ次期米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを米領土の一角に取り込みたいとの意欲を表明したことに対し、ブリンケン国務長官(写真)は8日、「明らかに良い考えではない」と否定的な見解を示した。同日撮影(2025年 ロイター/LUDOVIC MARIN/Pool via REUTERS)

[パリ 8日 ロイター] – トランプ次期米大統領がデンマーク自治領グリーンランドを米領土の一角に取り込みたいとの意欲を表明したことに対し、ブリンケン国務長官は8日、「明らかに良い考えではない」と否定的な見解を示した。

ブリンケン氏は訪問先のパリでフランスのバロ外相と共同記者会見を行い、「グリーンランドについて表明された考えは明らかに良いものではない。さらにより重要なのは、実現しないことは明らかなのだから、それについて議論するのに多くの時間を無駄にすべきではないということだ」とし、同案を一蹴した。

さらに、「過去4年間、われわれが持ち続けた基本的命題の一つは、同盟国と緊密に協力し彼らを疎外するような発言や行動を取らない方が、より強くより効果的でより良い成果を得られるということだ」と語った。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.