ユーロ圏CPI、12月速報前年比+2.4%に加速 サービス高止まり

欧州連合(EU)統計局が7日発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は、前年比2.4%上昇し、前月の2.2%から加速した。路上での宝くじ販売、スペインのロンダで12月撮影。(2025 ロイター/Jon Nazca/File Photo)

[フランクフルト 7日 ロイター] – 欧州連合(EU)統計局が7日発表した12月のユーロ圏消費者物価指数(EU基準=HICP)速報値は、前年比2.4%上昇し、前月の2.2%から加速した。

エネルギー価格の上昇とサービスコストの高止まりが要因で、ロイター調査によるエコノミスト予想と一致した。前月比は0.4%上昇した。

基調インフレ率は依然として粘着的水準で、今後数カ月間の欧州中央銀行(ECB)による制約的政策解除に慎重姿勢を求める声が出る可能性がある。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比2.7%上昇。最大項目のサービス価格は3.9%から4.0%に加速した。

11月の失業率は6.3%と過去最低水準を維持した。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.