熱海市では大規模な土石流が「突然」起きたことで多くの人が逃げ遅れたとみられます。今回、土石流を受けた地域をハザードマップで確認すると、色のついた「土砂災害警戒区域」に指定されているのがわかります。気象庁も土石流の前日から大雨警戒レベル4に相当する「土砂災害警戒情報」を熱海市に発表し警戒を呼びかけていました。しかし、土石流が発生するまで熱海市はレベル3の「高齢者等避難」をレベル4の「避難指示」に引き上げる判断はしませんでした。この判断について、伊豆山地区から避難した住民は。
<避難者>「消防隊に『避難した方がよい』と言われて、避難してきた。(レベル4の避難指示が出ていたら、早く避難所に行った?)そうなっていたとしたら、早めに避難はしてきた」
避難指示へと判断を引き上げなかった理由について熱海市の栄市長は。
<斉藤栄熱海市長>「2日の段階で時間雨量は1ミリが続いていた。その後回復に向かうという数字を踏まえて判断した」
先週末から静岡県内では断続的に雨が降り続きました。しかし、土石流が起きた当日の朝は、雨はいったん弱まっていたのです。
<斉藤栄熱海市長>「『避難指示』の基準は持っていません。具体的に数値として重視したのは今後の雨量の予測と地中の水分含有量、その2つをを重視して決めた。(数値が)いくつ以上だから必ず出す」といった基準があるわけではない」
一方、静岡地方気象台は熱海市に対し「雨は弱まりつつあるものの一時的なもので土砂災害の危険性は高い」として「引き続き厳重な警戒をするよう」伝えたと当時の対応について説明しています。しかし、その危機感は十分に伝わりませんでした。
<斉藤栄熱海市長>「最終的には私の方で関係機関と相談しながら判断した。(もっと高いレベルの避難指示を出しておけばよかったという考えは?)全くないとは言えません。結果でありますので、こういう災害が起こったことを考えれば、今申し上げたところはあるかと思う」
#オレンジ6 7月5日放送

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