雪で潰れた車庫 車が雪の塊に…青森で「最大規模の豪雪災害」 9連休直撃で帰省混乱【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年1月6日)

 青森県は年末年始にかけて大変な大雪となりました。12年ぶりに「豪雪対策本部」が設置されています。青森県の宮下宗一郎知事は「最大規模の豪雪災害になっている」と話しています。

■「豪雪災害」雪の重さで潰れる車庫

宮下知事
「地域によっては、観測史上最大級の積雪深を記録する最大規模の豪雪災害になっている」

 年末から年始にかけ大雪に見舞われた青森県。青森市や弘前市では、平年の3倍を超える雪が積もり、県は12年ぶりに豪雪対策本部を設置しました。

 雪の重さで潰れてしまった車庫の屋根。折れた梁(はり)の一部が止めてあった車を直撃。フロントガラスには無残にも大きなヒビが入っています。

自宅の車庫が潰れた住民
「ゴゴゴゴゴーってすごい音で、目の前で崩れていきました。びっくりしました。湿った雪が降るので、どうしても重くなっちゃう」

 車を修理するかどうかは、今後ディーラーに相談するといいます。

 弘前市では5日、積雪が115センチとなり、1月としては観測史上最大を記録しました。

 降り続く雪で、住宅街はどこが道路か分からないような状況になりました。

住民
「いつもの大体3倍くらい多い感じがするな。ここ歩道なんだけど、普通大体こんなもんで済んでるわけ、いつも。それが人が見えなくなるくらいあるからさ」

 大雪の被害は有名な観光地でも起こっています。

 桜の名所として知られる弘前公園では元日からの3日間で少なくとも14本の木が倒れるなどの被害が発生しました。

作業員
「やっぱ赤松だな」
「もったいないな。江戸時代からの木なので、この太いのは」

 歴史ある木も、大雪で倒れました。

 雪が降りしきる幹線道路では、スリップしたのか衝突事故が起きていました。ぶつかった車をよく見ると、ボンネットがゆがみエアバッグが膨らんでいます。

 救急車やパトカーの作業する様子も見られます。

■空港駐車場「車見つからない」雪の塊に

 青森空港では、2日午前に停電が発生。一時、保安検査場が1カ所使用できなくなりました。積雪による倒木で、電線が切れたことが原因とみられています。

 こちらの夫婦は、雪の影響で飛行機が欠航になり、帰るのが1日遅れたといいます。

帰宅が1日遅れた夫婦
「本当はきょうも仕事あったんですけど、ちょっと会社のほうに連絡して、なんとかあしたにずらしてもらったんですけれど」

 チケットは取れたものの、空席が少なく、夫婦別々の便で帰ることになりました。空港の外でも混乱が起きていました。

 駐車場の除雪が間に合わず、止められる台数が1500台から1100台に減少。さらに、9連休で長期間駐車する車が多いため、満車状態になりました。

 駐車できない車が、一時的にタクシーやバスの待機所に駐車する事態になりました。

 一方、本来の駐車場は真っ白になっていました。車が完全に雪で覆われていて、形が全く分からないような状態です。

 雪の塊の前でたくさんの人が一生懸命雪かきをしています。

 車の上の分厚い雪を取り除く作業。こちらの家族は、駐車場に車を止め、神奈川へ4日間帰省。戻ってきたら車が雪に埋もれていたといいます。

神奈川へ4日間帰省していた家族
「(Q.最初見た時どうでした?)絶望でした」
「(Q.今、雪かきの作業?)そうですね。車を雪から掘り起こしている作業をしています」

 除雪の道具は車の中。借りてきたスコップで、雪を掘ることおよそ5分。車から道具を取り出し、家族で雪かきをし、20分後、ようやく車を出せました。

神奈川へ4日間帰省していた家族
「(Q.帰ったらまず何をしたいですか?)帰ったら、家の雪かきです」

 車の場所が分からなくなり、探す人もいました。

車の場所が分からなくなった人
「多分、ここの辺りのような気がするんですけれど…」

 雪で見分けがつかない車が並ぶ駐車場で、わずかな記憶を頼りに探します。

車の場所が分からなくなった人
「(Q.車があればドアがカチッと?)エンジン音が聞こえるはずなんですけれど」
「(Q.しないですね?)しないってことは、違いますね」

 およそ15分後…。

車の場所が分からなくなった人
「(Q.ありました?あー良かった。どちらですか?)良かったですね」

 キーに車が反応するまで、駐車場を歩き回った男性。雪を掘り返し、無事に帰ることができました。

■鉄道運休でバスは大行列

 大雪の影響は、鉄道にも起きています。

弘前市に帰りたい人
「東京に帰省していたんです。奥羽本線が止まってしまっているので、帰れないんですよね」

 雪で倒木が相次いだなどの影響で奥羽本線は、一部の区間で運転を見合わせ。職員による懸命な除雪作業が続けられました。

 弘前行きの電車が運休している影響か、バス乗り場はかなり行列ができています。

 鉄道での移動を諦めた人たちは、バス停へ…。

東京からの観光客
「一応電車で行くつもりだったんですけど、ダメになってしまって」

 6日も、奥羽本線などでは一部区間で運転を見合せる見通しです。

■積雪4メートルの世界に宿泊客は…

 木から落ちた雪で、一瞬「ホワイトアウト」状態に…。青森市酸ケ湯は日本の観測史上最も早く積雪が4メートルを超えました。

 年明けも強い寒気が流れ込み、記録的なペースで積雪が急増しました。9連休を利用して宿泊している温泉客は…。

温泉客
「これからチェックアウトして帰るところ」

 移動のため車を駐車場から出そうとしますが、前に進むことはできません。悪戦苦闘の末、なんとか無事に車を出すことができました。

 雪に慣れた酸ケ湯温泉のスタッフでも、除雪が間に合わないといいます。

酸ケ湯温泉スタッフ
「(Q.ずっと雪かきの新年?)雪かきしかしてない感じです」

■相次ぐ事故…除雪追いつかず

 青森市内も、降り続く雪に覆われました。除雪した雪で、一車線が使えない状態に…。さらに、住宅街の道路に入ると、かなり狭くなった道路を徐行しながら車が通っていきます。

 道路の両脇に積もった雪で、車一台がやっと通れる幅。バイクとのすれ違いにも一苦労です。

 青森市では去年11月以降、雪に関する相談が7000件を超え、前の年の同じ時期に比べて3倍以上に。中でも多いのが、除雪や排雪の要望です。

雪かきをする人
「市役所の除雪も入ると思うんだけど、なかなか来てくれないよな。正月前だけ3回くらい来て、正月過ぎてから全然来ない」
「(Q.朝、何時からやっている?)今朝は3時から。それで片付けが終わると、8時ごろになるとまた元に戻っている」

 追いつかない除雪で、事故も起きています。

近隣住民
「救急車がスリップしている。(雪の影響で)一台しか通れないくらいで、だから多分ぶつかったのかなと」

 90歳の女性を搬送中の救急車が積雪で道幅が狭くなった道路を走行中、道を譲ろうと停車していた乗用車のドアミラーに接触しました。

 女性は別の救急車で病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡が確認されました。事故による外傷はなく、病死したということです。

 さらに、4日に70代の男性が除雪作業中に亡くなるなど、記録的な大雪による事故が相次いでいます。

 雪かきをする人はこう話します。

雪かきをする人
「捨てるのに大変。あっという間にいっぱいになる。(雪を)捨てるところが」

 中には、集めた雪を運ぶ場所が遠いため、自宅の設備で雪を溶かして処理する人もいました。

雪を溶かして処理する人
「(Q.燃料費使う?)使う」
「(Q.一日当たりどのくらい?)2000円」

 家族が交代で雪かきをする家庭もあります。

雪かきをする人
「父親ちょっと腰痛めてまして(雪かきの)やり過ぎで。今、休んでいるんですけど」
「(Q.今年の雪はどう?)本当に多いですね、今年。去年が少なかったので、それに比べるとすごく多いです」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年1月6日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

13 Comments

  1. だから冬に旅行に行きたくないんですよね。正月は皆様みたいに帰る家が無いので引きこもりでした!

  2. 仕事なら仕方ないけど台風の時とか冬にでかけるなんて
    風雪の怖さを知らんのやろうな。羨ましい

  3. まだまだこれからだよ…
    弘前市は横転と雪山に突っ込んでる車両とかわんさか居いたので。
    除雪しても店舗に雪を寄せていくので、入れないし空箱の回収も諦めて次の日とかに回したりしてました。(パンのルート配送です)
    まじで雪要らないと思ったのは今回初めてです!!!

  4. これだけ大雪降るとなると今年の青森の米は豊作ですね
    雪かき頑張って!