3日に静岡県熱海市で発生した土石流で、これまでに2人の死亡が確認され、流された家屋などから10人が救助されました。

 午前10時半ごろ、熱海市伊豆山で土石流が発生し、多くの建物や車が巻き込まれました。

 現場を下った場所にある港では女性2人が心肺停止の状態で見つかり、その後、死亡が確認されました。

 これまでに、土石流に巻き込まれた家屋などから10人が救助され、このうち1人がけがをしています。

 熱海市によりますと、20人程度の安否が分かっていないということで、警察や消防、自衛隊などが捜索を続けています。

 土石流の被害に遭ったのは100世帯から300世帯とみられ、約80人が避難しているということです。

 土石流が発生した当時、熱海市は警戒レベル4の「避難指示」を出していませんでした。

 国土交通省は土砂災害の専門家2人を派遣し、4日以降、ヘリコプターなどで現場を調査する予定だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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