ロシア、クルスク攻防で攻撃強化 ウクライナ東部にも圧力強める

ウクライナ軍のシルスキー総司令官は17日、ロシア西部クルスク州の攻防戦でロシア軍が攻撃を強化するとともに、ウクライナ東部ドネツク地域への圧力も強めたと述べた。1月撮影(2024年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

[キーウ 17日 ロイター] – ウクライナ軍のシルスキー総司令官は17日、ロシア西部クルスク州の攻防戦でロシア軍が攻撃を強化するとともに、ウクライナ東部ドネツク地域への圧力も強めたと述べた。

ウクライナ軍は1170キロメートルに及ぶ前線で疲弊し、数でも劣勢に立たされているという。

シルスキー総司令官は政府と地域当局者らに向けた演説で「敵は3日連続、クルスク地域で激しい攻撃を行っている」と指摘。ロシアは北朝鮮軍を「積極的に」利用しているとも述べた。

クルスク方面での軍事衝突の件数は、先週末の1日当たり約40件から過去24時間で68件に増加したという。

ウクライナは8月のクルスク州への越境攻撃で制圧した地域のうち約40%をロシア軍に奪還された。

軍事アナリストらは、同地域への侵攻により、すでに長い前線がさらに延長され、ウクライナ軍にさらなる負担が加わったと指摘している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.