米国務長官、イラク電撃訪問 シリア情勢巡り協議へ

 ブリンケン米国務長官は13日、イラクを電撃訪問した。アサド政権が崩壊したシリアの今後についてスダニ首相と協議する。ニューヨークで9月代表撮影(2024年 ロイター)

[バグダッド 13日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は13日、イラクを電撃訪問し、アサド政権が崩壊したシリアの情勢や今後についてスダニ首相と協議した。

ブリンケン長官はその後訪問したバグダッドの米大使館で、スダニ首相との会談について、「シリアがアサド独裁政権から民主主義に移行するにあたり、シリア国内の少数派全てを保護し、包括的で宗派にとらわれない政府を樹立するという、地域内外の多くの国々の信念」について協議したと明らかにした。

シリアが「テロのプラットフォーム」になってはならないとし、イラクほどその重要性を理解している国はないとも強調。過激派組織「イスラム国(IS)」などが今もなお存在しているとし、それら組織が「再び台頭しないことを確実にしたい」という認識を示した。

米国務省は、ブリンケン氏のイラク訪問について、「米・イラク戦略的パートナーシップとイラクの安全、安定、主権に対する米国のコミットメントを強調することになる」とした上で、地域の安全保障の機会と課題、シリアの包摂的な移行に向けた米国の持続的支援について話し合うとした。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

WACOCA: People, Life, Style.

Exit mobile version