米国務長官、ヨルダン国王と会談 シリアの政権移行支持を再表明

ブリンケン米国務長官(左)は12日、ヨルダンのアブドラ国王(右)と会談した。同日撮影(2024年 ロイター/Jordanian Royal Court/Handout via REUTERS)

[アンカラ/アカバ(ヨルダン) 12日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は12日、トルコを訪問し、首都アンカラでエルドアン大統領と会談した。

トルコ大統領府によると、エルドアン氏はシリア情勢についてブリンケン氏と協議し、シリア復興における国際社会の協力を呼びかけた。

エルドアン氏は、トルコがテロリストと考える全ての組織に対して、国家安全保障のための措置を講じるとブリンケン氏に伝え、過激派組織イスラム国との戦いにおける弱みは容認しないと述べた。

ブリンケン氏は13日、フィダン外相と会談する。

トルコ訪問に先立ち、ブリンケン氏は同日、ヨルダンのアブドラ国王とも会談した。

米国務省のミラー報道官は「国務長官は(ヨルダンの)アカバでの会談で、シリア国民が選ぶ責任あるシリア政府を実現する包括的な政権移行に対する支持を強調した」と言明。

シリアの化学兵器備蓄を確実に廃棄することの重要性を改めて強調したほか、パレスチナ自治区ガザでの戦争における人質解放を含む停戦合意の必要性についても協議したという。

ブリンケン氏はヨルダンのサファディ外相とも会談した。

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