
米連邦航空局(FAA)のマイク・ウィテカー長官が、来年1月20日に辞任することが分かった。トランプ次期大統領(共和党)が就任するのと同じタイミングで退く。写真は2月6日、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[ワシントン 12日 ロイター] – 米連邦航空局(FAA)のマイク・ウィテカー長官が、来年1月20日に辞任することが分かった。トランプ次期大統領(共和党)が就任するのと同じタイミングで退く。
トランプ氏に近い宇宙関連企業スペースXのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は9月、ロケットの打ち上げで順守すべき許可要件に違反したとしてスペースXに63万3000ドルの罰金を科したFAAの決定を厳しく批判。ウィテカー氏の辞任を求めていた。
トランプ氏が次期運輸長官に指名したショーン・ダフィー元下院議員は12日のロイターのインタビューで、トランプ氏が「力強く有能で、準備ができている」FAA次期長官を指名するだろうと言及。ウィテカー氏が退任する来年1月20日に、職務代行者を置くことを明らかにした。
FAAはケイティ・トムソン副長官が1月10日に退任することも発表しており、暫定的に財務・管理担当のマーク・ハウス長官補佐が代理を務める。
ウィテカー氏は2023年10月、5年間の任期でFAA長官に就任。米大手航空機メーカーのボーイング(BA.N), opens new tabの小型旅客機737MAX9のドアプラグが飛行中に吹き飛んだ事故以来、安全性を巡る同社の重大な問題への対応を監督してきた。
ウィテカー氏は12日のFAA職員宛のメモで「私がFAAでの任期を終えるにあたり、安全という使命を果たすあなたたちへの信頼がかつてないほど強くなった」と伝えた。
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