2人が亡くなり約20人が依然行方不明になっているこの土砂災害。7月3日からの動きをまとめました。

 <神谷修二記者>「土石流が起きた現場です。道路に家が流されて倒れています」
 街中の住宅を飲み込む土石流の瞬間をとらえた映像です。3日午前、熱海市伊豆山地区で土石流が発生しました。県のまとめでは住宅など130棟が流されました。流れ込んだ土砂が救助活動を難航させます。
 <増田剛記者>「あちらに男性が一人取り残されているようです。警察が男性と連絡をとり、安否を確認しています」
 <警察>「警察や消防に連絡が取れていますか?〇か×で」
 <男性>「(手振りで)×」
 <警察>「ご主人、今そこでは1人でしょうか?」
 <男性>「(手振りで)1人」 
 <神谷修二記者>「いま警察官と住民が合流しました。〇の合図を出しました」
 目の前に迫る土砂から間一髪で逃れることができた女性は。
 <避難で来た女性は>「後ろに車が渋滞していた。みんなここに入ってUターンした。私は2番目に出られてまぬがれたので良かった。今考えると恐ろしい」
 土石流は街の景色を一変させました。 
 <住民>「グワー、ダーっというか、ゴーっというか、今まで聞いたことがない音だった。(Q.怖かったですか?)怖かったというより、気が付いたら家がなかった」
 <住宅を流された男性>「悔しいという一言。長い間住んでいたから。だけど現実を受け止めるしかない。これからどういうふうにするか」
 第三管区海上保安本部が公開した映像です。3日、死亡が確認された女性2人が見つかった伊豆山港周辺で、取り残されている人がいないか、救助活動が行われました。4日までにあわせて11人が救助されましたが、いまだ約20人の安否がわかっていません。熱海市では避難所が開設され、住民ら約260人が避難しています。
 <避難した住民>「(土石流が)いつ来るか分からないので、避難してくださいと言われた」「『ひょっとしたらあなたの家はダメだった』と聞くだけで、自分で確認したわけではない」
 土石流が発生した現場はJR熱海駅から約1.5キロ離れた住宅地です。熱海市網代では72時間降水量が7月の観測史上最大となり、土砂災害の危険度が極めて高い状況でした。現地に入った静岡大学の北村教授は同じ場所で再び土石流が起きる危険性を指摘します。
 <静岡大学(地質学) 北村晃寿教授>「急こう配の谷地形を作っていて、火山性の岩石が崩れたものが溜まっている。ここ数日の雨で水分がたくさん入って不安定になって土石流が発生した。危険な状態が続いているといっていい」
 3日から現場に入っている県の難波副知事は。
 <難波喬司副知事>「本当に大きな崩壊になっているので。斜面の一部に水路ができていて、今も水が出ている。ある種、滝のような水。それがどれぐらいになるかで安全性が分かるので、しっかり監視している」
 <神谷修二記者>「午前9時20分です。警察がシャベルやスコップなどを持って現場に入っていきます」
 土石流に襲われた現場。雨で中断する時間帯もありましたが、懸命な救助活動が続けられています。

7月4日 SBSテレビ「報道特別番組 続報 熱海で土石流」

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