大規模地震が発生した際の津波に関する調査結果を公表【熊本】 (24/12/11 19:00)

熊本県は、11日大規模な地震が発生した際の津波に関する調査結果を公表しました。地震発生後、津波が0.2メートルを超える『影響開始時間』が最も早いのは上天草市で9分。津波の高さが最も高いのは天草市で1.64メートルとなっています。

熊本県は県内への津波の影響が大きいとされる布田川・日奈久断層帯の地震や
南海トラフ地震の3つのケースなど合わせて6つのケースを想定に65カ所で
それぞれシミュレーションを行いました。

このうち、マグニチュード7.9の布田川・日奈久断層のケースでは、地震発生後、
津波の高さが0.2メートルを超えたときの時間、いわゆる『影響開始時間』は
上天草市が最も早く9分で、津波の高さは天草市の八代海側で最も高く0.84メートルでした。到達時間88分

また、マグニチュード9.1の南海トラフ地震の一つのケースでは『影響開始時間』は天草市が最も早く118分で、津波の高さは天草市の八代海側で最も高く1.64メートルでした。到達時間340分

【熊本県知事公室危機管理防災課 井上 雄一朗 課長】
「あくまでも一定条件でのシミュレーション。実際に堤防などが損壊した場合は
津波よりも浸水が始まるケースが考えられる。地震・津波が発生した場合は
直ちに避難をお願いしたい」

今回の調査結果について熊本県は「地震や津波の備えを再確認してほしい」として
ホームページに公表することにしています。

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