12月10日、米国防総省はミサイル防衛局が米領グアム沖で中距離弾道ミサイルの迎撃実験に初めて成功したと発表した。グアムの防衛力にとり重要な節目となる。米国防総省視覚情報提供サービス「DVIDS」で公表された迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」発射時の動画より(2024年 ロイター)
[ワシントン 10日 ロイター] – 米国防総省は10日、ミサイル防衛局が米領グアム沖で中距離弾道ミサイルの迎撃実験に初めて成功したと発表した。グアムの防衛力にとり重要な節目となる。
西太平洋に位置するグアムはハワイよりも中国に近く、米軍の戦略的拠点となっている。地域における米国のプレゼンスを維持し、潜在的な敵対者を抑止する上で重要な役割を担う。
実験の成功は、進化するミサイルの脅威に対するグアムの防衛を強化する国防総省の決意を示している。
実験はグアムのアンダーセン空軍基地周辺で実施。空中から発射された中距離弾道ミサイルをレーダーで探知し、迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」が沖合で撃墜した。
ミサイル防衛局はグアムの防衛強化に向け、実験で収集したデータを活用する。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab
WACOCA: People, Life, Style.