12月10日 台湾国防部(国防省)は10日、中国が過去30年近くで最大規模の海軍艦隊を周辺海域に配備しており、台湾に対する脅威はこれまでの軍事演習よりも顕著との認識を示した。写真は中国と台湾の旗で、2023年4月に撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)
[台北 10日 ロイター] – 台湾国防部(国防省)は10日、中国が過去30年近くで最大規模の海軍艦隊を周辺海域に配備しており、台湾に対する脅威はこれまでの軍事演習よりも顕著との認識を示した。
国防部報道官の孫立方氏は台北で、日本列島南部から南シナ海にかけての海域に展開する中国海軍の規模は、1996年の台湾総統選挙前に中国が台湾周辺で行った軍事演習以来で最大と指摘した。
中国軍はコメントを発表しておらず、演習実施も確認していない。
台湾の頼清徳総統は太平洋島しょ国3カ国を歴訪中に経由地として米ハワイ州とグアムに立ち寄った。安全保障関係者は、中国が頼氏の外遊を口実に台湾周辺で軍事演習を実施する可能性が高いと述べていた。
台湾軍は9日、中国が空域保留区を設定し、海軍と沿岸警備隊を配備したと発表。警戒態勢を強化した。 もっと見る
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