トランプ氏、就任初日に議会襲撃事件の被告ら恩赦へ

 12月8日、トランプ次期米大統領はこの日放送されたインタビューで、就任初日に2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に関与した支持者らに恩赦を与える意向を示した。写真は2021年1月6日に議事堂に集まった群衆(2024年 ロイター/Stephanie Keith)

[8日 ロイター] – トランプ次期米大統領は8日に放送されたインタビューで、就任初日に2021年1月6日の連邦議会議事堂襲撃事件に関与した支持者らに恩赦を与える意向を示した。

NBCの報道番組「ミート・ザ・プレス」のインタビューで恩赦の時期について聞かれ、「初日だ。非常に迅速に行動するつもりだ」と答えた。

「過激」な行動を取っていた場合は、恩赦に一部の例外を設ける可能性があるとも述べた。

ただ、自身の支持者に対する起訴は本質的に腐敗しているとし、襲撃事件で暴力的な行動を取ったとして起訴された被告を含め、すでに有罪を認めた900人以上に恩赦を与える可能性を否定しなかった。

「私は全てを調べるつもりだ。個々のケースについて検討する」と述べた。

今回の発言は11月5日の大統領選に勝利して以降、恩赦について最も詳細に言及したもので、来年1月20日の就任後にトランプ氏が広範な行動を取るとの見方が一層高まるとみられる。

バイデン大統領が1日に次男のハンター氏に恩赦を与え、従来の方針を転換させたことを受け、襲撃事件の被告らの間では広範囲にわたる恩赦への期待が高まっていた。

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