三菱UFJ銀、ウェルスナビを完全子会社に 1株1950円でTOB

 11月29日、三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の三菱UFJ銀行は、ウェルスナビの完全子会社化を目指し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。写真は都内の同銀行本店前で2018年4月撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 29日 ロイター] – 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T), opens new tab傘下の三菱UFJ銀行は29日、ウェルスナビ(7342.T), opens new tabの完全子会社化を目指し株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。1株1950円で12月2日から来年1月20日まで買い付ける。買付代金は約996億円を見込む。

三菱UFJ銀は現在、ウェルスナビ株15.13%を保有し、持ち分法適用関連会社としている。TOBでは3098万8100株(51.46%)を買い付け予定の下限とした。筆頭株主の柴山和久最高経営責任者(CEO)が17%相当の株式を応募する。三菱UFJ銀は完全子会社化により、リテール・デジタル事業の充実につなげる。

ウェルスナビはTOBに賛同意見を表明し、株主に応募を推奨することを決めた。

ウェルスナビは資産運用を全自動化したロボットアドバイザーによるサービスを手掛けている。元財務官僚の柴山和久CEOが2015年4月に創業した。24年2月には三菱UFJ銀と資本・業務提携した。

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