売上高で世界最大の自動車部品メーカー、ロバート・ボッシュは、ドイツを中心に全世界で5500人分の雇用を削減する計画だ。自動車業界の不況がサプライチェーンにも波及しつつある。

  ドイツの金属産業労組(IGメタル)の発表文によると、ボッシュは自動運転やステアリング製品に関連するドイツの役職を減らす。同社広報は、ドイツの3800人を含め全世界で5500人分の削減を目指していると確認した。

  ボッシュは発表文で、「自動車業界は大幅な過剰生産能力に苦しんでいる」と説明。実際に削減する人数は労働者代表との交渉で決定されるとし、「競争と価格圧力は激化する一方だ」と続けた。

  同社の製品は全世界で走行する合計15億台のほぼ全てに使用されている。新技術に大規模な投資を行ってきたが、新車需要の低迷で打撃を受けている。欧州の自動車生産は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前のピークである年約1600万台を回復していない。

  欧州連合(EU)全体で約170万人が働く自動車部品業界には、自動車需要の冷え込みが及びつつある。これに対応し、コンチネンタルやZFフリードリヒスハーフェンなどの大手自動車部品メーカーや中小の多くは、雇用縮小を進めている。

原題:Bosch to Cut 5,500 Jobs as Auto Industry Slump Deepens (2)(抜粋)

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