中国、産業用ロボット導入で世界3位に ドイツ・日本抜く

 中国が産業用ロボット導入でドイツと日本を上回り、世界3位になったことが、11月20日に公表された国際ロボット連盟(IFR)の年次報告で分かった。2023年4月、浙江省金華市の組立工場で撮影。China Daily提供写真(2024年 ロイター)

[ベルリン 20日 ロイター] – 中国が産業用ロボット導入でドイツと日本を上回り、世界3位になったことが、20日に公表された国際ロボット連盟(IFR)の年次報告で分かった。

報告によると、製造業自動化の国際比較で重要指標となるロボット密度では、韓国が従業員1万人当たり1012台と世界トップで、2018年以降5%増加。2位はシンガポール、3位の中国は470台で、19年の2倍以上となった。

ドイツは429台で、18年以降年5%増加した。

IFRの伊藤孝幸会長は「中国は自動化技術に多額の投資を行っており、23年にはロボット密度が韓国、シンガポールに次いで第3位につけてドイツと日本を上回った」と述べた。

ドイツは成長を工業と輸出に大きく依存してきたが、中国などとの競争がますます激化しており、24年は2年連続のマイナス成長が予想され、主要7か国(G7)では最低となっている。

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