米、ガザ停戦求める安保理決議案に拒否権行使 

国連安全保障理事会は20日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの紛争の停戦を求める決議案について採決し、米国が常任理事国の持つ拒否権を行使して阻止した。写真はガザ南部ハンユニスで18日撮影(2024年 ロイター/Hussam Al-Masri)

[20日 ロイター] – 国連安全保障理事会は20日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの紛争の停戦を求める決議案について採決し、米国が常任理事国の持つ拒否権を行使して阻止した。米国は、歩み寄りの動きを拒否した国があるとして非難した。

決議案は非常任理事国10カ国が提案し、「即時かつ無条件の恒久的な停戦」を求めたほか、人質解放を求めていた。安保理を構成する15カ国のうち反対票を投じたのは米国のみだった。

採決に先立って米高官は匿名を条件に記者団に、米国は停戦の一環として人質の即時解放を明確に求める決議案のみを支持すると述べていた。米高官は、英国が採決前に米国も妥協案として支持できる新たな文言を提示したものの、却下されたと言及した。

米高官は、非常任理事国10カ国の中には、決議案を巡る歩み寄りよりも、米国の拒否権発動の方に関心がある国もあったと指摘し、ロシアと中国がそうした国を後押ししたと非難。「中国は『より強い表現』を要求し続け、ロシアは(非常任理事国)10カ国を操ろうとしているように見受けられた」と述べた。

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