11月20日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比172円08銭安の3万8242円35銭と反落した。写真は株価ボードの下を歩く人。都内で2022年6月撮影(2024 ロイター/Issei Kato)
[東京 20日 ロイター] – 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比172円08銭安の3万8242円35銭と反落した。米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabの決算を控え手控えムードが広がる中、ウクライナ情勢を巡る地政学リスクが重しとなった。日経平均、東証株価指数(TOPIX)が総じて軟調に推移する中、物色はテーマ株や個別材料株に向かった。
日経平均は61円高と小幅続伸で寄り付いた後、前日終値を挟んだ値動きが継続したが、次第に軟化し前場中盤からはマイナス圏での推移となった。ドル/円は円安基調を維持、時間外取引での米株先物は小じっかりだったが、日本株の押し上げにはつながらなかった。日経平均は一時、206円安の3万8207円79銭まで下落した。
TOPIXは0.46%安の2697.67ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆8870億7000万円。東証33業種では、保険、鉱業、空運、銀行など27業種が値下がり、小売、繊維、サービスなど6業種が値上がりした。
アイザワ証券の坂瀬勝義国内情報課長は「エヌビディアの決算を控え全体的には動きづらいが、中小型株や個別材料株にはしっかりとした買いが入っているようだ」と話す。
個別では、ソニーグループ(6758.T), opens new tabによる買収が伝わったKADOKAWA(9468.T), opens new tabがストップ高買い気配となったほか、決算と同時に大規模な自社株買いを発表したSOMPOホールディングス(8630.T), opens new tabは12%超高、エリオットの大量保有を材料視が明らかになった東京ガス(9531.T), opens new tabが11%超高と、個別材料株が東証プライム市場の値上がり率上位を占めた。地政学リスクの高まりを受けて三菱重工業(7011.T), opens new tab、IHI(7013.T), opens new tabなどの防衛関連株も商いを伴いしっかりだった。半面、前日に決算を発表した東京海上ホールディングス(8766.T), opens new tab、MS&ADインシュアランスグループホールディングス(8725.T), opens new tabは5─6%超安と大幅安だった。主力株では、東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tabが軟調、ソニーグループ、ネクソン(3659.T), opens new tab、ニデック(6594.T), opens new tabはしっかりだった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが589銘柄(35%)、値下がりは989銘柄(60%)、変わらずは65銘柄(3%)だった。
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