米地裁、トランプ氏の免責特権巡る判断を延期 不倫口止め裁判

米ニューヨーク州地裁の判事は、トランプ次期大統領の不倫口止め料の不正会計処理に関する刑事裁判で、12日が期限となっていたトランプ氏の免責特権を巡る判断を19日まで延期した。6日撮影(2024年 ロイター/Callaghan O’Hare)

[ニューヨーク 12日 ロイター] – 米ニューヨーク州地裁の判事は、トランプ次期大統領の不倫口止め料の不正会計処理に関する刑事裁判で、12日が期限となっていたトランプ氏の免責特権を巡る判断を19日まで延期した。同日公表された文書から明らかになった。

ニューヨーク州地裁は5月、同裁判でトランプ氏に有罪評決を下したが、最高裁が7月に大統領の免責特権に関する判断を示したため、12日までにトランプ氏が免責される範囲について判断し、26日に量刑を言い渡す予定となっていた。

マンハッタン地区の検察官らは10日に判事に電子メールを送り、トランプ氏の大統領選での勝利と2025年1月の大統領就任を踏まえ、裁判を延期するよう求めた。検察官らによると、トランプ氏が検察側に延期に同意するよう求めたという。

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