2024年10月27日投開票の衆議院選挙で、千葉6区(松戸市)には6人が立候補。それぞれの政策や主張をお伝えします。開票結果の速報も27日夜からこちらのページでお伝えします。
安藤じゅん子氏 当選
千葉6区は、立憲民主党の新人、安藤じゅん子さんが初めての当選を果たしました。
安藤さんは48歳。
松戸市議会議員や千葉県議会議員を経て、今回、衆議院選挙に初めて立候補しました。
選挙戦で安藤さんは、▼政治資金の透明化や企業・団体献金の禁止、それに、▼企業が賃上げしやすい環境を整備する必要性などを訴えました。
そして、立憲民主党の支持層だけでなく、無党派層からも幅広く支持を集め、初めての当選を果たしました。
一方、比例代表に重複立候補していない自民党の前の議員で元復興大臣の渡辺博道さんは、議席を失いました。
出口調査の結果は
自民党の前議員の渡辺さんと、立憲民主党の新人の安藤さんが競り合っています。
千葉6区の立候補者は
千葉6区には6人が立候補しました。届け出順にご覧のかたがたです(※年齢は投票日現在)。
▶ 渡辺 博道(わたなべ ひろみち)(74歳) 自民・前(推薦:公明)、当選8回
▶ 藤巻 健太(ふじまき けんた)(41歳) 維新・前、当選1回
▶ 原田 慎太郎(はらだ しんたろう)(35歳) 参政・新
▶ 浦野 真(うらの しん)(35歳) 共産・新
▶ 安藤 じゅん子(あんどう じゅんこ)(48歳) 立民・新
▶ 原田 義康(はらだ よしやす)(71歳) 社民・新
候補者の政策は
各候補者にアンケートで尋ねました。
(※候補者の回答は原則そのまま掲載しています。制限字数内で回答していただいています)
ラッカ星人
千葉県の課題をどう考え、その解決のために衆議院議員として何をしたいですか。
渡辺博道氏
世界への玄関口である成田空港を更に拡充するとともに、アクセスを整備すること。具体的には、第3滑走路の早期実現、北千葉道路の早期完成。AIデータセンターの誘致などデジタル社会を目指す。
藤巻健太氏
国から千葉に権限と財源を移譲していくことに尽力していきたい。国が一律に政策を決めるのではなく、各都道府県の状況に応じた経済政策、医療政策、教育、防災対策等を行っていく必要がある。中央省庁から権限・財源を千葉県に委譲し、千葉経済の活性化に繋げていく。
原田慎太郎氏
千葉県に限らず日本の食料自給率が40%以下と低く、国防の観点から問題があると考えます。その解決のために、第一次産業に携わる方たちや新規就農者に対する支援、そして衆議院議員として国民の皆様に食料自給率を上げる必要性を訴え、日本の食料自給率を高めていきたいと考えております。
浦野真氏
全都道府県でも有数の財政力をもちながら、社会保障や教育予算は軒並み低位であり、その原因となっている国と一体となった巨大道路等の開発を見直すこと。また、生産額の大きい千葉県の農業が健全に発展できるよう、国として農業を基幹産業と位置付けて価格保証・所得補償などを適切に行って、営農の継続に取り組む。
安藤じゅん子氏
本県の課題は、少子高齢化・人口減少による人手不足、高齢化による医療・介護資源の逼迫、社会保障制度の不安定化、経済的格差の拡大と固定化などである。衆議院議員として具体的な予算確保や法制度改正ならびにデジタル他、新技術の活用を促し、課題解決が結果として成長産業につながる循環を生み出したい。
原田義康氏
人口が県北西部に集中し、それ以外の地域は人口減少、過疎化が進行しています。過疎地域への手厚い支援が必要です。また、県の許認可となりますが、林地開発の許可がとても緩いように思います。そういうことから産廃処分場が水道水源地に作られたり、大規模に山林を伐採し、メガソーラーが作られています。規制が必要です。
ラッカ星人
「政治とカネ」の問題が起きないよう、自身でどのようなことを心がけていますか。
渡辺博道氏
立法者としての大前提である法を守る、ルールを守ること。
藤巻健太氏
私は政治資金パーティーを開催したことはないし、今後も開催しない。収支の見える化、脱しがらみを徹底していく。企業団体献金の全面禁止や、政治資金の完全公開などに取り組んでいく。私達維新はこれらを実現するために、政治資金規正法改正法案をすでに国会に提出している。また議員の定数削減・歳費削減も断行する。
原田慎太郎氏
疑いの残るようなお金の使い方をしない、企業・団体献金を受け取らない、など。
浦野真氏
従来より日本共産党は企業・団体献金禁止と政党助成金(政党交付金)の廃止を訴え、党として実践してきた。機関紙などの事業活動や支持者からの寄付を通じて、政治活動の資金を確保することは、政党・議員と有権者が日常から結びつきを強める点でも非常に重要であり、引き続き、その点に努力していく。
安藤じゅん子氏
お金のかからない選挙を行うために、SNSやHP、政策リーフの配布を通じた活動報告や情報発信を継続して行なっている。ルールを守るという当たり前のことを実行していれば問題はない。政治にお金がかかりすぎることは参入障壁を生み出し、好ましくない。長期にわたって議席を預かり続けることも望ましくないと考える。
原田義康氏
公務員現職時から年二回「国家公務員倫理週間」が取り組まれ、公務員としての基本的な倫理は研修してきました。特に利害関係者への対応は徹底的に指導されました。国会議員も同じで、利権にかかわることについてはきちっと対応することが必要であり、同時に清廉潔白さが求められると思います。
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