クレベリン, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3222903 / CC BY SA 3.0

#日本のブランド
クレベリン クレベリン(cleverin)は、大幸薬品が発売している二酸化塩素を主成分とするウイルス除去・除菌を謳う雑貨のブランドで、同社の登録商標(第4994237号ほか)である。
薬機法に基づいた品質・有効性・安全性は確認されていない。
部屋に置いて使うと空間中のウイルス、菌、臭いを除去すると謳っているゲルタイプと、除菌や消臭したい場所に吹きつけて使うスプレータイプなどが販売されている。
医薬品・医療機器ではないゲルタイプは消費者庁から措置命令を受けている(後述)。
製品名である「クレベリン」とは「今までになかった方法でclever(賢く)clean(キレイにする)」からの造語である。
2018年9月に発売以来初となる全面リニューアルが行われた。
デザインが刷新され、容器は白基調となり、新たに設けた「シードット」と呼ばれるアイコンと「cleverin」の英字のロゴを表記するのみとなり、外箱に表示のブランドロゴは従来の英字ロゴメインからカタカナロゴメインに改められた。
また、外箱や置き型・スプレーの容器ラベルに大幸薬品の社章である「ラッパのマーク」を表記しない代わりに、英字の「TAIKO」ロゴを表記するようになった。
2019年5月、日常除菌分野に特化した姉妹ブランド「クレベ&アンド」を立ち上げると発表。
同年9月より3つの新商品が発売されている。
置き型の内容物 部屋に置いて使うゲルタイプ。
大幸薬品によれば、容器内のゲル剤から発生する二酸化塩素により空間中に存在するウイルス、菌、ニオイを除去する効果があると謳われている。
主な使用場所は寝室やリビング等の室内で、内容量60gと150gの2種類がある。
発売当初は「クレベリン ゲル」として発売されていたが、2018年9月のリニューアルで製品名が改められた。
また、翌月には「置き型 専用ケース」が発売された。
専用ケースには置き型 150gが同梱されており、同梱分が交換時期を迎えても新しい「クレベリン 置き型」に交換して継続使用が可能である。
大幸薬品の特許技術により、長期間溶液中に二酸化塩素の有効濃度が維持している。
ウイルス除去、除菌、消臭をしたい空間中にスプレーしたり、直接吹きかけて使う。
使用場所は、居住空間、洗面所、トイレ、キッチン用品等。
また、嘔吐物、オムツや生ゴミ、ゴミ箱内等には直接吹き付けて使う。
300ml入りの「クレベリン スプレー」と、60ml入りの「クレベリン ミニスプレー」、がある。
スティックタイプ。
スティックを曲げることで、スティック内の液剤とゲル化剤が混り、成分(二酸化塩素)が発生しはじめる。
ペン型の専用ケースにスティックを入れ、ケースを胸ポケットやネームホルダーなどに装着して使用する。
発売当初は「クレベリン パワーセイバー」として発売されていたが、2018年9月のリニューアルで製品名が改められた。
また、白のみだったカラーバリエーションが2019年9月にブラックを追加して2色展開となり、同時に、着脱可能なフックパーツを同梱し、ベビーベッドにかけたり、机に置くことが可能な「スティック フックタイプ」が発売された。
なお、キャラクターとのコラボレーションによる数量限定品が発売されており、専用ケースを収納するストラップカバーが追加される。
二酸化塩素を液体に溶存させたとき、二酸化塩素ガス濃度は時間経過と共に減少してしまうため、その濃度を一定化させることが不可能であったとされる。
大幸薬品は、「溶存二酸化塩素ガス、亜塩素酸塩、pH調整剤を構成成分とすることで二酸化塩素濃度を一定にできる」という理論により、液体中の二酸化塩素濃度の一定保持化に成功。
この技術により、今まで困難であった二酸化塩素液剤・ゲル剤の流通製品化が可能となった。
国民生活センターは2010年8月~10月、二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品について、使用中にどのくらいの二酸化塩素が放散されているのか等を消費者に情報提供をすることを目的に9銘柄に関して調べた。
この結果、クレベリンは二酸化塩素ガスの安定的な放散が認められることが示され、国民生活センターの報告書に記載された。
なお同センターは発表に際し、「明らかな放散があればよいといった判断をしたものではない」旨コメントしている。
WHOでは消毒剤を室内で人体に対して空間噴霧することはいかなる状況であっても推奨されないとしており、屋外であっても、人の健康に有害となり得るとしている。
また、米国疾病予防管理センター…

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