打撃の良さで起用されている3年生外野手です。

今季は東京大学野手陣ではズバ抜けた数字と言える 打率.341 本塁打1 打点4 OPS.817 という成績を残しました。他大学選手の最終カードでの結果次第ではベストナインをギリギリ狙えるという位置を確保。
春にも規定打席に到達して打率.269、通算でも104打席を消化して打率.280と打力に関しては現在の東京大学ではトップクラスの選手と考えて良いでしょう。

問題は守備の方で、申し訳ないですが打球判断に関しては上手くないなと感じます。また何とか追いついても捕り損ねる場面が散見され「球際に弱い」という印象が強いです。
最も目立つウィークポイントはクッションボールの処理で、本当に慣れていないのが対処から理解できます。普段の練習でノッカーが意識して練習させてあげる必要があるでしょう。
こういうところを鑑みるに「やはり総合力で東大ナンバーワン野手は酒井捷かな」という考えはまだ私の中では動かないです。

「打って打って打ちまくってくれればOK」という考えでスタメンの選手ではありますが、来年にエースを務めることになるであろう渡辺向輝の武器が浮き上がるスライダーでフライを打たせる場面が多くなること考えると、もうちょっと守備力を向上させてくれればなというのが率直な感想です。

守備固めを出す必要がない、本当の意味での「不動の4番」に来春からは座って欲しい選手です。
酒井・大原とともに強力打線を形成してくれることを期待しています。

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