「あれから10年 これから10年」File.161  福島県郡山市/内山義生さん

BS-TBS「あれから10年 これから10年」〈毎週土曜よる8時54分放送〉
東日本大震災から10年。当時10代だった若者の震災後10年とこれからの10年を取材し、復興を考える。

File.161 福島県郡山市/内山義生さん

震災発生時、内山さんは小学校6年生。郡山市は津波の被害はなかったが、ライフラインが断絶された日々が続いた。そのため、内山さんは、自衛隊の給水支援が来ていた公園まで、兄弟3人で向かっていたという。
福島県は震災後も、原発事故の影響で、風評被害に見舞われた。内山さんも、県外へ修学旅行に出かけた際に、冷ややかな視線を向けられたという。「いつ日常に戻るのか不安だった」と当時を振り返る。
内山さんは現在、福島県警の高速道路交通警察隊に勤務している。震災後、自衛隊の給水支援が行われていた公園までの道は停電のため真っ暗だった。そんな緊急事態に、警察官が市民を誘導している姿を見た内山さんは「かっこいいな」と思ったという。
「今度は自分が、人に安心を届けられる人になりたい。そして、地元に恩返しがしたい」という思いから、福島県警に就職した。現在も、内山さんは「震災」を忘れることなく、日々、業務に励んでいる。

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