エジプトのエルシシ大統領は、スエズ運河の収益がこの数カ月で60%以上減少し、損失は60億ドルを超えたと発表しました。
原因は、イエメンのフーシ派による紅海での船舶攻撃です。これにより、船舶会社はスエズ運河を避け、別のルートを選択するようになり、エジプトの外貨収入に大きな打撃を与えています。

エルシシ大統領は、警察学校の卒業式で「この地域で起きている事態は非常に深刻であり、安定に重大な影響を及ぼす可能性がある」と述べました。
特にフーシ派の攻撃は、イスラエルとその同盟国に関連する船舶を標的にしており、ガザのハマスを支援する動きの一環とされています。

運河はエジプトの経済において重要な位置を占めており、特に外貨の獲得源として不可欠です。
しかし、この紛争が拡大すれば、さらなる収益減少や世界的な物流への悪影響が懸念されています。エジプトは早急な対策を迫られています。

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