すったもんだはありましたが、“解除”への準備は進みます。

 桜が見頃を迎えた新宿御苑。緊急事態宣言を受けて臨時閉園していました。解除を受け、23日から「事前予約制」で開園することを決めました。去年は満開の時期に閉園していたため、2年ぶりに桜を楽しめそうです。

 都内で若者に「解除」になったら何をしたいか聞いていました。若者も我慢していたのでしょうか。26人中、10人が旅行と答えました。

 その観光地、すでに多くの人でにぎわっています。箱根は延長が決まった後から徐々に増えてきたそうです。温泉宿は延長が決まった直後から大きく客が動きました。

 解除前の21日までは200件を超える予約が入り、ほぼ満室です。解除後の22日以降はまだ埋まっていませんが、期待を寄せています。

 一抹の不安は“リバウンド”です。

 複雑な思いを抱える飲食店もあります。東京・中目黒にある居酒屋です。7日まで時短要請に応じていましたが、延長が決まった後は午前0時までの通常営業に戻しました。

 1都3県は現在、午後8時までと要請している営業時間を今月いっぱいまでは「午後9時まで」に段階的に緩和。来月以降も要請は継続する見通しで、飲食店を取り巻く状況は大きな変化はなさそうです。

 従業員は2回のPCR検査を受けるなど打てる手は打ってきました。通常営業でも売り上げは例年に比べて4割落ちたそうです。

 18日、都は要請に応じない店に対して全国初の命令を出し、今後“過料”が科される可能性もあります。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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