【2024年9月10日放送】
R西日本の豪華寝台列車・トワイライトエクスプレス瑞風の運行が、10月から始まるのを前に、新たな立ち寄り観光地になった大田市で、JRの担当者などが観光ルートを回り、内容などを確認しました。

9月9日午後、大田市のJR温泉津駅、姿を見せたのは豪華寝台列車・トワイライトエクスプレス瑞風です。10月から運行が再開され、山口県下関市を出発して、1泊2日で山陰を巡るコースの新たな立ち寄り観光地として、世界遺産・石見銀山遺跡が加わります。9日は、運行開始を前に、乗客に見立てたJRの職員約30人が専用バスで実際のルートをたどり、想定通りに観光ができるかどうか確認しました。温泉津駅から、約20分ほどで石見銀山遺跡の玄関口・大森町に到着、昔ながらの街並みを歩いて散策します。

石見銀山ガイド:
「お疲れ様でした」

大森町の見どころのひとつ、国の重要文化財・熊谷家住宅で、ガイドから石見銀山の歴史や文化について説明を受けたあと、再び町あるきへ。「瑞風」が温泉津駅に停車する約3時間で、無理なく観光できるかなど、現地の状況を確かめました。

石見銀山ガイド:
「瑞風のお客さんが来られるということ、案内できることは誇りでもあり、嬉しい。瑞風のお客さまが歩いたということだけでも観光への効果があると思うし、期待している」

2007年に世界遺産に登録された石見銀山。
大森地区の観光客は2023年、約24万人で、2008年の約81万人をピークに、減少傾向が続いています。こうした中、地元では、観光地としての魅力向上へ「瑞風」のブランド力に期待します。

JR大田市駅・佐藤篤司駅長:
「大田市・温泉津エリアは、一生懸命ブランド化に取り組んでいらっしゃいます。それらが瑞風のお客様を通して、全国に発信できることを期待している」

「瑞風」の石見銀山立ち寄りは10月7日から。2025年6月までに13便が運行される予定です。

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