シニア女子SPで演技する住吉(撮影・足立雅史)

<フィギュアスケート:東京夏季競技大会>◇31日◇千葉・三井不動産アイスパーク船橋◇女子ショートプログラム(SP)

 昨季のグランプリ(GP)シリーズファイナリストの住吉りをん(21=オリエンタルバイオ/明大)は、68・54点で2位スタートとなった。

 1位の青木祐奈(22=MFアカデミー)とは同じ得点だったが、SPは同点となった場合に技術点(TES)が高い選手が優先されるため2位発進。それでも、フリップ-トーループの連続3回転ジャンプや3回転ルッツなど全てのジャンプを成功させ、演技後に何度もうなずく場面も。スピンやステップシークエンスでも安定感抜群の演技を披露し、「自分が見せたい演技が見せられた」と納得の表情を浮かべた。9月1日のフリーでの逆転優勝へ、「この夏を通してやってきたこと、どのぐらい良くなったのかを見せられる試合にしたい」と意気込んだ。

 22年北京オリンピック(五輪)団体銀メダルの樋口新葉(23=ノエビア)は62・06点で3位。21年全日本選手権銅メダルの河辺愛菜(19=中京大)は61・52点で4位。昨季の4大陸選手権銅メダルの渡辺倫果(22=法大)は、冒頭でトリプルアクセル(3回転半)に果敢に挑んだが転倒し、57・94点で5位だった。

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