13日、自身のSNSでライブ配信を行い乳がんであることを公表した梅宮アンナさんが、Nスタのカメラの前で今の心境を語りました。

■梅宮アンナさん乳がん公表「浸潤性小葉がん」はわずか5%「右胸だけ小さく・・・」

上村彩子キャスター:
梅宮アンナさんが闘病中だと明かした乳がんは非常に珍しいケースのようです。

「浸潤性小葉がん」とは、胸の中にある「小葉」という組織のがん細胞が、小葉の膜を破って外に出ているような状態。発生頻度は、乳がん全体の約5%と非常に稀なケースだと言えます。

梅宮さん自身も「散らばるタイプのもの」と明かしていますが、どのようなことがきっかけで発見したのでしょうか?

ご自身の胸に異変があったそうです。一般的に言う胸のしこりは見つかっておらず、自分の体を見たら右側の胸が1カップぐらい異常に小さくなっていたということです。

井上貴博キャスター:
このがんは、大変見つけにくいもの、そして隠れやすいという言葉を梅宮さんは使ってらっしゃいましたけど、PET検査などでもわからないレベルなんですか?

明石定子 東京女子医科大学 乳腺外科 教授・期間分野長:
小葉がんは、乳房の中で細胞がバラバラバラと散らばってしまい、しこりを作りにくいタイプです。なので、超音波で見たとき、しこりとして見えなかったり、PET検査でもしこりを作っていないと見えないということがあります。今回は全く見えなかったということですので、かなりレアですが、こういうこともあります。

■乳がん 早期発見のためには?「ブレスト・アウェアネス」が大事

ホラン千秋キャスター:
梅宮さんのように普段から自分の体をよく観察していて「あれ?いつもと違うな」ということに気づくということは、やはり重要な要素ですか?

明石教授:
今、「ブレスト・アウェアネス」という言葉がよく使われていますが、自己検診でがんを見つけましょうって言われたときに、皆さん、がんって触ったことないですよね。

なのに、自分で触って見つけろと言われても、ちょっとハードルが高いと思うんですけども、そうではなくて、いつも自分の胸に関心を持ちましょう、何か変化があったら受診しましょう、というのがブレスト・アウェアネスです。「変化に気付け」ということであれば皆さんできると思うんですよね。

井上キャスター:
がんができて、どちらかの胸が小さくなるというのはありうるんですか?

明石教授:
珍しいケースですが、ごく稀にあります。

萩谷麻衣子弁護士:
梅宮さんご自身の家系で、がんの方もいらっしゃるし、気をつけていて、年に1回健康診断や人間ドックに行きますよね。それでわからないとなると、どうやって発見すれば良いのでしょうか。

明石教授:
ご自分でも気をつけてらっしゃったのに、なかなか見つけにくいタイプのがんだったということで、非常に残念ではあるんですけれども、通常は、きちんと検診を受けていただければ見つかることが多いんですよね。

もちろん、検査と検査の間で、自分で見つける「中間期がん」というのもゼロではなくて、そういうこともあるのでブレスト・アウェアネス、ご自分でも関心を持ちましょうということ。検診とブレスト・アウェアネスの両方で早期発見を目指していただきたいと思います。

ホランキャスター:
自己検診のやり方で、こういうやり方がおすすめというのはありますか?

明石教授:
お風呂に入るときなどに腕を上下に動かして、ひきつれがないか。あとは、触るときは、指の腹で押し付けるようにして触ってみる。実際には、肋骨を触って「がんかな?」と思ったり、つまんでしまうと、正常な乳腺組織をつまんでしまって「しこりかな?」とか、自分でしこりを見つけようというのは結構難しいんですよね。

なので、1回で見つけようとするのではなく、タイミングとしては生理のある方だと、月経開始から10日目ぐらいが一番、胸が柔らかい状況ですので、そのタイミングで毎月触ってみる。「前はなかったしこりがあるな」「形が変わってきたな」ということがあれば受診していただければと思います。

■遺伝の要因は大きい?

上村キャスター:
梅宮さんは、がんと診断された際には、既にステージ3Aの乳がんだったということです。「(がんは)ちょこっと取ればいいレベルではなく全体にある」と明かしています。

そして、抗がん剤治療は既に開始していて、ご自身の選択としては「終わったらその先は全摘出手術を行う」としています。

担当医に「私は死にますか?」と質問したそうです。担当医は「それは神様にしかわからない」このような回答もあったと明かしています。

井上キャスター:
遺伝の要因は大きいと考えられますか?

明石教授:
そうですね。そういう方はしっかり検診を受けていただくということが必要になりますね。

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プロフィール
明石定子さん
東京女子医科大学 乳腺外科 教授・期間分野長
これまで3000件以上の乳がん手術を執刀

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26 Comments

  1. 確かに励まされてもがんである現実からは逃げられないし、どうがんばっていいのかも分からないよね。

  2. 医者!!アンナさんが私死にますかってきいては?何神しか分からないって!!お前医者としてではなくて、本心で答えたな!!そのせいでアンナさんは😢可愛そすぎる。まさか医者が神って使うか?

  3. 私も7年前に乳がんステージⅡBで
    左乳房全摘して
    6年目昨年秋肺〜頸部遠隔転移→再々発しました。
    根治はしない、複数年抗がん剤服薬処方されました。
    副作用きつくすぐ中止しました。

    標準治療を受けられながら、

    ケリー.ターナー博士

    がんが自然に治る生き方

    がんが自然に治る10の習慣
    2冊を参考までに読まれることお勧めします。

    進行がん
    末期がんが自然退縮した各国の実例を紹介したベストセラー本です。

    私も自分に有効な部分のみ取り入れ
    先月半年振りの造影CT検査では、
    9ヶ月前に転移宣告された肺の影が8割方消失して薄い影となっており
    問題なしでした。
    さらに不思議な事は右耳下→頸部リンパ節にできていた1.5センチの硬いシコリが
    先月末瞑想しながら指で撫で
    亡き両親と祖母に
    号泣しながら
    有難うと
    御免なさいと
    御礼とお詫びを
    言っていたら
    みるみる手の中で溶けるように3分の1になりカチカチからグミのようになりました。
    3日後主治医に説明して触診してもらいましたが、
    確認できないくらい消えていました。

    この2冊本では
    何故?自然寛解したか詳しく書いてあります。
    治療方針の主役は
    自分です。
    目の前に現れる事には全て深い意味と意図があると私も手探りで薄氷を踏む思いで泣きながらここに至りました。

    大丈夫です。 答えはご自身で見つけられます。
    復活再生を心から
    信じて御祈りしております。

  4. お大事に。ちょうど大人の思春期の最中ですね。
    私も2年に1回検診に行きますが、食生活が大きな影響があるそうです。
    その都度の過程を検査しないとわからないから。
    これからテレビにでまくり?
    不謹慎だけど、ももかさんの方が心配。
    昔は人の意見も聞かずに、ずいぶん好き勝手生きてましたけどね。

  5. 私も同じ 小さくなりました
    マンモ エコー?でペットも光らなかった アンナさんがかけられて嫌だった言葉 分かります頑張って大丈夫 気軽に言うより 何も言わないでもいい 初対面でステージ聞いた奴いた 負けないで下さいは嬉しかった

  6. 今まであなたはどうでしたか?
    わがままざんまい。
    病気で変わってもダメだね

  7. あんたの心はちっちゃいわ!!! せっかく励ましの言葉をもらったのに失礼だろ!!!
    俺は励ましの言葉には笑顔でありがとう、頑張るわって言ってたぞ!
    あと、私死にますか?って聞いたときに 主治医が「神様にしか分からない」 当然の返答だろう、
    突然亡くなった人もいるしステージ4でも5年経過で元気に過ごしているガンサバイバーも沢山いるぞ!

  8. 長い間いい思いしたのだから別にいいだろ。羽賀研二を受け入れたのが落ち目だったな

  9. 割とひどいコメントばかり、びっくりします、お金は、ありすぎも苦労、其れを、狙う人現れる。親に恵まれ過ぎると、世の中の悪い人判らない。其れもやっと乗り越えたら、今度は、癌、😢癌体温あげて、免疫あげて、食べ物気を付けて、子供の為、頑張って欲しい。

  10. なんか…違和感💦 新しい自分…?
    表舞台に立てるって…ワクワクしているように見えて…なをんだかな…

  11. アンナさん、皆なんて言っていいのかわかんないんだと思う。私は自分の手術前に女性上司の妹が乳癌になったけど直ってインドまで旅行に行った写真を送ってもらったことが励みになったし、その人の感じ方はいろいろだから。私は抗がん剤をしなかったので、どのくらいつらいのかわからないんですけど。「頑張って。」って言われるのもおつらいって仰ってたけど、本当に頑張って欲しい訳じゃなくって「アンナちゃん、死んじゃったら嫌だよう。」と言うのが本音なんだろうけど、そんな縁起でもないこと言えないし、何か言わなきゃって思うから「頑張って。」って言葉になってしまうのだと思います。「アンナちゃんが大事」って意味だと思います。

  12. 私も5年前乳癌になりました。乳癌と言っても人それぞれです。私も小葉癌でした。その時下の子が17歳でまだ高校生だったので、落ち込んでる場合じゃなくって、私の場合はステージ2で6週間後にスケージュールされた手術を前に最善の体調で臨むため毎日1時間ウォーキングをして食事もいつもより気を使いました。手術をしてみないと転移しているかもわからない状態で、自分の余命もわかならくって、後数カ月だったりするのかもと思って、時間を無駄に出来ないって思って泣いてる暇もなくって、なるべく下の子が高校に普通に通えるよう子供達を不安にさせないよう必死でした。私は診断結果を見るのが怖くて医師にお任せしたいって思ってました。特に海外で英語で全部書かれてあって調べるのも大変でしたし。フェイスブックで友人達に公表して、入院の日数が日本より少ないので家事を手伝える人がいたら頼みたいとお願いしました。皆優しい言葉をかけてくれて、退院後おいしいものを皆で作ってくれて沢山のお花が届いてとても温かい気持ちになりました。私より先に癌になった友人が私の状況を察知して手術前にいろいろ質問してくれて検査結果と向き合うことが出来ました。友人は私がきちんと理解していないと医師も手術がしにくいし最善の治療が受けられないと思ったのでしょう。この友人の存在はとても大きく心の支えになりました。

    小葉癌だったけどちゃんと理解するのが怖かったので、アンナさんがここでご自身の病状を冷静に話されてらっしゃるのを聞いて私もいつか再発するかもしれないし、ちゃんとまた向き合おうと思いました。

    転移はなく抗がん剤も放射線治療もしておらず、私の場合はエストロゲン受容体の癌だったのでホルモン治療の薬のみです。私の場合5年間毎日服用して副作用が出たことはありません。人によっては更年期障害のような副作用が出るようですが。アンナさんと同様50歳で発症しました。

    15年生存率は8割で、私の場合癌とは思えないほど元気です。ビーチでZUMBAをやったり。

    私も母が高校生の時から心臓病で大学1年生の時に胃がんでなくし、高校生の時は医師になることも考えていましたが、経済的な理由で理工学部物理学科に行き、医療機器の開発がしたいと思っていたのに時代の流れでITの仕事をしました。(父もSEだったので。)

    今は医療AIの開発に挑戦しています。多くの人の健康を守れるように。自分が将来何かの病気になったり、また癌が再発したら怖いと思うより自分も医学の道に行くことにしました。私は他人のことなら冷静になれるけど肝心の自分のことになるとびびってしまうのでアンナさんを見習いたいと思います。公表してくださってありがとうございました。

  13. 私も小葉癌でした。ステージ3のbでした。今年で11年です。全摘術後3年で再建手術も出来ました。お父様が守っくれますよ。