鹿児島のシンボル「桜島」。
日常的に噴煙が上がる火山の目の前に人口およそ60万の市街地が広がります。
観光地としても欠かせない存在ですが・・・

110年前の「桜島大正噴火」は高さ数千㍍の噴煙に、マグニチュード7.1の直下型地震。
大量の火山灰が田畑を埋め尽くし、流れ出た溶岩で地形も変わり、死者・行方不明者は58人にのぼる、国内で「20世紀最大」と言われる火山災害でした。

一方、記憶に新しい火山災害が、2015年の口永良部島新岳の噴火です。
噴煙が火口から9000メートル以上の高さに達する爆発的な噴火で島内の住民137人全員が避難を強いられました。
当時、機動救難士として活動していたのが、現在、第十管区海上保安本部で災害対策の係長を務める後藤領さんです。
噴火当日、後藤さんは住民が集まっていた番屋ヶ峰にヘリコプターで向かいました。
住民を一刻も早く安全な場所へ・・・
避難先の屋久島に向かう時、住民の落ち着いた様子が記憶に残っていると言います。

(後藤さん)
「やっぱり、その島に住む上で、自分がどういう風に行動しないといけないかっていうのがもう皆さんわかってらっしゃいますし、助け合いの精神みたいなものがやはり根付いているなと」

様々な火山災害の状況を伝える防災企画展が、県立博物館など4つの機関合同で開かれています。
110年前、1月に起きた大正噴火では、桜島の「東側」で被害が出ました。

(鹿児島県立博物館若松斉昭学芸主事)
「この日付がポイントなんです」
「もしこれが1月ではなくて7月だったり8月だったりすると」
「南寄り、それから南東の風そういった風が吹いてくるとひょっとすると鹿児島市街地という方にこういった被害が及んだかもしれません」

過去の被害、噴火の歴史には次の災害に備えるヒントもありそうです。
火山の多い地域だからこそ「火山防災」について考えてみませんか?
詳しくは動画をご覧ください。

■チャンネル登録よろしくお願いします
https://www.youtube.com/c/kkb5ch

KKB動画アプリ「KAPLI」でもたくさんの動画を配信中!
■KAPLIダウンロードページ
https://www.kkb.co.jp/kapli/

■「KAPLI」X(めざせ1万人!!)
https://x.com/kapli_kkb

#8月26日
#火山防災の日
#桜島
#桜島大正噴火
#口永良部島新岳
#防災企画展
#火山防災
#鹿児島
#KAPLI
#KKB

WACOCA: People, Life, Style.