スーパーから米が消えた…令和の米騒動? 在庫ひっ迫せずも「巨大地震の備え」影響か【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2024年8月20日)

 各地で米不足を心配する声が上がっています。一部のスーパーではお米の棚が空になる品薄状態が続いています。今、何が起きているのでしょうか?

■令和の米騒動? 「なんとかして」悲鳴も

 日本人の主食である、ふっくらおいしい白いご飯。そんな米に今、異変が起きています。

買い物客(60)
「もう空の状態なんだから、棚が。(米が)1個もないの。お米派なんですよ。なんとかしてほしい」

買い物客(70)
「お米いつも入り口にあるのに、きょうないから変だなと思って」

 スーパーで米が買えないという人が続出。そのため、米の代わりに毎日パスタを食べているという女性もいました。

和歌山県在住 40代
「(パスタを最近)3回作った。しばらくはパスタや麺料理でしのごうと思う」

 米が店頭から消えた原因は、何なのでしょうか?

■スーパーから米が消えた? 品切れで困惑

 埼玉県にある「スーパーマルサン吉川店」では、様々な商品が並んでいますが、お米の売り場が見当たりません。

マルサン 齋藤元宏常務取締役
「(Q.米の売り場は?)本来、ここの売り場が全部お米。きょう10キロと5キロを両方で150袋ぐらい用意した。1時間半ぐらいで、すべてが売り切れた」

 午前中だけで150袋もの米が完売したといいます。すでに売り場には、別の商品が並んでいました。

齋藤常務取締役
「(Q.(米の)売り場はここだけ?)もう一つ別のコーナーにも同じくらいのスペースの売り場がある」

 そこで、もう一つの米の売り場に案内してもらいました。

齋藤常務取締役
「ここが、実は(もう一つの米の)コーナー」

 この店では「1家族1点まで」と購入制限をして米の販売を行っていますが、もう一つの売り場も空の状態になっていました。

齋藤常務取締役
「比較的、商品が集まる店なので、よそさん(他の店)より商品が多かった。4、5日は毎日こういう状態」

 今、米の在庫はどうなっているのでしょうか?

■農水省「ひっ迫してない」 情報が独り歩き

 農水省が発表している過去10年間の6月時点の米の在庫量のグラフでは、去年までは200万トン近くで推移していましたが、今年は156万トンと落ち込んでいます。

 こうしたデータと店頭から米が消えたことで、「令和の米騒動」と報じる一部メディアもあります。番組は実態について、農水省に問い合わせてみました。

農水省担当者
「食の多様化でパンや麺の需要が高まり、米の需要が減っているので、在庫量が156万トンという数字が決して少ないわけではなく、ひっ迫している状況でもない」

 農水省によると、米の需要は2014年に年間およそ800万トンありましたが、10年間で100万トン近く減少しました。

 そのため、在庫が40万トンほど減っても需要と在庫量のバランスは保たれているといいますが、「在庫量が少ない」という情報だけが独り歩きしてしまっている状況だと説明します。

 では、なぜ店頭では品切れ状態が続いているのでしょうか?

■「巨大地震への備え」影響か 今後続く?

 都内の米の卸売業者を取材しました。

都内の米卸売業者
「地震の影響が消費者のマインドに影響して、店頭からお米がなくなっている」

 卸売業者によると、南海トラフ巨大地震の注意情報が出たことなどで、米を必要以上に購入して備蓄する人が急増。さらに、それを知った人が慌てて購入に走り、結果的に品薄の店が増えている状況ではないかと分析します。

 店頭から米が消える状況は、今後も続くのでしょうか?

都内の米卸売業者
「(米が)足りなくなることはない。東京都内にも九州の新米が並んでいるスーパーがある。今週あたりから千葉のお米の出荷が始まる。米どころと言われている北陸・東北、最後に北海道もこれから出回ってくるので、ひっ迫感はなくなってくる」

(「グッド!モーニング」2024年8月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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