13日、乳がんであることを公表したタレントの梅宮アンナさんが、Nスタに生出演しました。

■梅宮アンナさん(51)「大丈夫だよっていう言葉がすごくプレッシャーに」

井上貴博キャスター:
今は体調はいかがですか。

梅宮アンナさん:
今はちゃんとお話ができて、普段と変わらない生活をしています。私は抗がん剤治療を2週間に1回のペースでやっています。
今日の午前中、抗がん剤の点滴をやってきて、今日は元気ですが、ここから1週間ほどは熱が出たり、ちょっと不安定になりますね。体から抗がん剤がでたら楽になっていくので、1週間後におそらくまた普通になるっていう感じです。

ホランキャスター:
一度目の治療の際はかなりつらかったというお話もありましたが、点滴をしてすぐのとき、効き目が出てくるまでは、お話するのも平気でしたか?

梅宮さん:
そうですね。大体、抗がん剤をうった3日後から熱が出ますよっていうのは教えていただいてましたが、私は当日の夜8時から熱が出始めたんで、聞いていた話と違うけど大丈夫なのかなって。何でも初めてのことだったんで、不安と恐怖が入り混じっていて、メンタルも肉体的にも大変でした。

井上キャスター:
体調が優れなくなったときは遠慮なくおっしゃってください。
公表されたときの文章を拝見しましたが、心境がつぶさに綴られていて、「大丈夫だよ」っていう言葉がすごくプレッシャーになるんだと。「その言葉よりも少しだけ遠い未来の約束をしてほしい」って。あれがすごく心に残ったのですが、どんな思いで綴られましたか?

梅宮さん:
「大丈夫だよ」「今はすごい医学が進歩してるから、もう絶対治る。乳がんなんてもう治る病気だから」って皆さん言ってくださるけど、「大丈夫」「頑張って」っていう言葉がプレッシャーなんですよね。みんな大丈夫だったけど、私は違うかもって思ってしまう自分もいるし、「頑張って」って言われても、これ以上どう頑張るのって思います。自分が過去に言ってた言葉は、相手のために言ってるのではなくて、自分が言いたいことだったというのが初めて病気になってわかったことでした。
私はこの言葉を言わずに、違う言葉を言ってあげようと、勉強になりました。

■乳がん全体の約5%「浸潤性小葉がん」とは

上村彩子キャスター:
今回、梅宮さんが公表した乳がん。女性が診断されるがんの中で最も多いのが乳がんと言われています。

日本の乳がん診断数(国立がん研究センター2019年)
9万7812例 
【女性】 9万7142例 【男性】 670例

そして「浸潤性小葉がん」について見ていきます。
女性の乳房には母乳をつくる小葉と、それを運ぶ乳管という組織があります。浸潤性小葉がんは小葉の中にとどまらず、がん細胞が小葉の膜を破って外に出ているような状態です。この「浸潤性」という漢字からイメージもつくかもしれませんが、染み出して広がっているような状態です。
発生頻度としましては、乳がん全体の約5%、50歳以降に発症しやすいがんとも言われています。

井上キャスター:
家系で考えて、遺伝だということも綴られていましたが。

梅宮さん:
そうですね。小学校の頃から祖父をがんで亡くしてますし、父もがんと人生をともにしてたのを見てました。
私もいつかがんになるだろうなって思っていたので、実際自分ががんを宣告されたときにあまり驚かなかったです。むしろ51歳でちょっと遅かったかもって思いました。
私は心に用意されてたものがあったのも、逆に助かったのかもしれないです。自分を支えていくものって、すごく人それぞれだと思います。

落胆と悲しみとで絶望する方も多くて、もうどうしていいかわからない、病院からどうやって帰ったか覚えていないっていう方の話も聞きました。言えない方もいっぱいいました。私はこういう性格っていうのもあったんで、公表する必要があると思いました。がんって聞いたときから自分の中ではストーリーができていました。

ホランキャスター:
公表すべきだと思ったというお話がありましたけど、何となく心構えができていたとしても、やはりショッキングな部分もあったと思います。それをどう言葉にしていこうと思われましたか?

梅宮さん:
私に何ができるだろう、私はどうすべきだろうという役割をまず考えました。
家でひたすら泣いていて何も動かないという選択肢はなくて、とにかくこの経験を自分がどう思って、どうやっていくかっていう過程を、伝えることが役割なのではないかなと思いました。
自分ががんで大変です、頑張ってますと言うのではなくて、私はこういう状態だという事を伝えることで、どこかの誰かの助けになったらいいな、そういう存在じゃないといけないのではないかと思いました。

井上キャスター:
がんを告知されたときはお母様と一緒だったと聞きましたが、娘さんにはどのタイミングでどんな形で伝えましたか?

梅宮さん:
自分であれって思ったその日に連絡して、ちょっと右と左の胸のサイズが違うんだけどって言って、写真を撮って送信しました。もちろん、心配しますよね、「早く病院行って…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20240814-6175424)

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24 Comments

  1. 3年前に乳がんになりました。
    右胸全摘
    現在ホルモン療法中です。
    ステージ1aでしたが、
    再発の恐怖はなかなか拭いきれません

    大丈夫だよ
    治る病気だよ

    その言葉は
    有り難くもあり
    他人だから言えるんだと卑屈に受け止めてしまう自分もいました。

    気持ちは痛いほど解ります。
    共に闘いながら
    抗いながら生きていきましょうね。

  2. 以前から、「頑張って。絶対治る。大丈夫。」の言葉かけは無責任だなと思っていました。そういう声かけをしている友達に、「大丈夫、絶対治るとは限らないから、言わない方が言いよ」と話したら、私は冷たい人だと思われるようになりました。だからアンナさんが言ってくださったことで、他人の気持ちになって言葉かけしてくださる方がもっと増えるといいなと思いました。
    私は家族以外で、友達から癌だと告白されてもその場では泣かないようにしています。相手が悲しくて泣いていたら一緒に泣いてしまうかもしれませんが、前向きな気持ちで告白してくれてたら、その場では絶対泣かないようにしています。

  3. 緑茶はガン予防にいいそうです。静岡県はお茶の産地なので静岡県の人はガンになる人が他県より少ないそうです!

  4. なかなかコメントが酷いね
    男性も2%の割合で乳がんになる
    全ての人が他人事ではないからね

  5. セレブで、お高くてーみたいなイメージだったけど、、
    違った
    強い人なんだ

  6. アンナちゃんがガンだから私も頑張れるって最後に言ってるけど、その頑張る、って言うのがアンナちゃんも言っているように人によってはきつい言葉です。私も癌経験者なので頑張れと言われた時の気持ち、よくわかります。全く励みになれません。頑張ろうとも自分でも思いません。そもそも頑張るってなんだ?と言う感じです。がんになると人生観が本当に変わりますからね。

  7. わたしも頑張ってね、とは簡単に言わないようにしています。

    ただ、自分が言いたいからなのでは無く、むしろ言葉が見つからないので言ってしまうパターンでした。

    今は、勇気付ける言葉が見つからないし、言葉だけが空回りする気がする。私が出来ることがあれば昼夜問わず連絡して。辛いとき、話したいならいつでも聞くよ、とも話しています。

  8. 2018年3月に健康診断で
    左胸に、しこりが見つかり
    この1年、左胸全摘、3週間毎に
    全8クールの抗がん剤治療。
    放射線治療。リンパ節転移。
    現在多発性骨転移、ステージ4
    発症してから、7年目。
    毎朝、ホルモン剤、カルシウム剤を服用し、3ヶ月に1度、血液検査と、ランマーク注射💉を打ちに
    乳腺外来へ。年に2回CT、MRI検査。今に至ります。
    昨年3月に、高校生の娘を連れ
    シングルマザーになりました。
    今は治療と、仕事、マンションを
    借りて、一生懸命、生きてます。
    アンナさん、共に頑張りましょう!

  9. 2018年3月に健康診断で
    左胸に、しこりが見つかり
    この1年、左胸全摘、3週間毎に
    全8クールの抗がん剤治療。
    放射線治療。リンパ節転移。
    現在多発性骨転移、ステージ4
    発症してから、7年目。
    毎朝、ホルモン剤、カルシウム剤を服用し、3ヶ月に1度、血液検査と、ランマーク注射💉を打ちに
    乳腺外来へ。年に2回CT、MRI検査。今に至ります。
    昨年3月に、高校生の娘を連れ
    シングルマザーになりました。
    今は治療と、仕事、マンションを
    借りて、一生懸命、生きてます。
    アンナさん、共に頑張りましょう!

  10. 全てを受け入れる。起こったことには意味がある。がんなど治るかわからない病気を告知された人は、直後に空を仰いでその後どん底から奮い立ち、このことばをかみしめているんだと思う。経験者しかわからない重い言葉です。

  11. 乳がんでもこのような種類の
    乳がんがある事を初めて知りました。
    辛い中公表してくださりありがとうございます。

    しばらく行ってなかったけど
    乳がん検診行こうと思います!

  12. 母乳を二人の子供にあげると、乳がんのリスクがダントツに下がると聞いたのですが、それは事実なのでしょうか?

  13. ・水素ガス吸入(高濃度)
    ・塩水療法(天日干し非加熱海塩)
    ・重曹クエン酸水(体液アルカリ化)
    ・リンゴ酢(酢酸)
    ・深呼吸
    ・ポジティブ思考
    ・早寝
    上記鬼調べしてほしい。
    癌治るとガチで信じてます。

  14. アンナちゃんありがとう!
    多くの方にアンナちゃんの思いが届きますように。

  15. 私も頑張ってと何人にも言われましたがたぶんその言葉しか思いつかないし、悪気はないとは思うのですが私は昔から知っていました。この言葉は言ってはいけないという事を❗️

  16. 自分が大変な時に、人への思いやりがもてる人、素晴らしいすぎます😢

  17. アンナさん 不安が減りながらどんどん元気になりますように