全裸監督という映像作品でネットが沸いているようですが、このモデルとなったAV監督の村西とおる。彼はプロモーションのためか、わざわざ「スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件-四四〇億円の借金帳消しを勝ち取った男たち。(大下英治 著)」の書籍内で、佐藤太治との出会い(と称する作り話)をつらつら述べているではありませんか。
はっきり申し上げましょう、佐藤太治はそもそも、村西とおると出会った時点では名前すら存じ上げませんでしたし、ビデオ安売王に大損害を与えた人物として二度と会いたくない人物です。しかし、向こうから仕掛けてきた以上、事実誤認の点については明確に否定させて頂きます。
かつてビデオ安売王の卸販売トラブル(これは後日改めてお話します)のあったAVメーカー数社から和解案の一つとして紹介したい人物がいるということで料亭に呼ばれ、そこで地べたに這いつくばっていた土下座男、それが草野博美こと村西とおると称する人物でした。
当時、村西は衛星放送事業の失敗で数億もの借金を背負い、筋の悪い闇金からの借り入れで金策に追われる日々。そこで佐藤及び飛ぶ鳥を落とす勢いであったビデオ安売王に付け入ってきたのです。
小田かおるという誰も知らないポルノ女優とのハメ撮りビデオを撮ったものの、どこのメーカーも相手にされない状態でしたが、そこで安売王のために絶対に売れるビデオを作りますということでその実態を隠して持ってきたのが、この作品のマスターテープでした。
先述の通り安売王本部としては他のメーカーと改めて仕切り直しを模索していた中、この要求を受け入れざるを得なかった経緯から、ポスターを作り棚を作り、現場スタッフも懸命にショップオーナーともども売り込みはしたものの、結果は大コケ。30万本なんてとんでもない話です、その100分の1も売れていません。
この作品を売り出した当時の安売王はまだ300店舗弱、1店舗10本も売れたかどうかの世界です。これは当時のスタッフにもヒアリングしていますので断言します。
その後も、連日のように闇金の取り立て屋とおぼしき一緒に逃げられない状態なのか、安売王の本部にやってきては新作を作らせてくれ売れるから買ってくれと直談判の毎日です。業務にも支障が出る状況ですが、1タイトル10万本売れる作品を作って来る、私の実績を信じてくれと豪語する彼の言うがままに払ってしまったのです。
やむなく押し切られて前金で払った制作費が1本500万、12タイトル6000万の花嫁シリーズと称する売れないクソビデオ。その後もスチュワーデスシリーズと称する同じように売れない12タイトル。合計1億2000万円です。(他にも初チャレンジしたと言うブルセラシリーズやダイヤモンド映像の焼き回しなど、とにかく色々持ってきては合計3億近くの金額を払ったことは事実)
当時のトップクラスのAV女優のギャラが300万、制作費が200万ですから、1本500万というのは非常にクオリティの高い良作品が出てくるはずなのです。しかしこの全裸監督、村西とおるが持ってきたのはどう見ても1本15万のギャラの4流女優に男優は村西一人のハメ撮り。スタジオもどこかのアパートの一室に布を張った程度の背景。編集代やジャケット制作費を入れても1本50万もしないのが、素人が見てもわかる出来です。
まだそれでも内容が面白ければ良いのですが、村西とおるの作中トークがとにかく時代遅れのワンパターンで面白くない、モデルの趣味が悪い、いわゆる顔面偏差値の低いゴミだらけ。
当然、ショップオーナーからは返品の嵐、総スカンを食らいます。
当時の社員からも証言を得ていますが、本部は立場上、村西がクソビデオを押しつけて来たからとは言えず、本当に対応に苦労しました。
「こいつら(村西とおる達)の作品のレベルでしたら、俺たちの方がもっと売れる商品作れますよ。」
当時の新卒を中心とした社員がそう言い切って作り上げたメーカーが、ソフトオンデマンドやアタッカーズ、ハリウッドフィルム、みるきぃぷりんなど多くのインディーズとなって現在のAV市場を生み出す原動力になったのは皮肉なものですが、少なくとも村西とおるが一人で方々に吹聴している話は10倍、100倍に盛っている詐話師同然の人物であることを、改めてご説明申し上げます。
#村西とおる #草野博美 #ビデ倫 #日本ビデオ倫理協会 #ビデオ安売王 #日本ビデオ販売 #日ビ
WACOCA: People, Life, Style.