228新型コロナから5回目の春の法要を迎えて、この5年を振り返る

かっけいの円龍寺ラジオ これは香川県にいるお坊さん私 かっけいの音声配信です 2024年4月今年度最初の配信です 3月や4月はお彼岸や春の法要など いろんなお寺で仏教法要がありますね 私のいるお寺円龍寺でも毎年4月4日 に春の永代経法要をしています 2020年から始まった新型コロナウイルス の感染拡大からはや5年目5回目の 春の法要となります ほんと月日がたつのは早いですね 東京オリンピックもついこの前 あったばかりのように感じますが もう今年の夏にはフランスの パリでオリンピックがあります 今回のお話は円龍寺での5回目の 春の法要を迎えるにあたって新型 コロナウイルスが流行するよう になってのこの5年間を簡単に振り返 っていきます ただし私の記憶や印象で 思い出しながら話していきますので ひょっとしたら事実と微妙に違うことも あるかもしれないのでその点には 気をつけて聞いてください さて私の記憶では2019年の年末ごろ 中国の方で未知のウイルスが見つ かったというニュースを 聞いた覚えがあります あの時は感染状況やウイルスの 情報はまだ全然なくてニュース でもほんのちらっとしか言って いなかったと思いますが私の中 では未知のウイルスという言葉が 引っかかってとっても印象的でした それからしばらく何事もなく 2020年がやってきます 2020年の旧正月はいつもより早くて 1月下旬にありましたよね 毎年訪日観光客が年々増加していた ときでたしか2020年は4000万人を 目標にしていたと思います それで旧正月の春節に合わせて その時の総理大臣の安倍晋三さんが 中国に向けて春節に日本に来て くださいねというお祝いのメッセージ を送っていましたよね 世界の国々ではウイルス感染が 広がっていた時だったのであのお祝い メッセージは割と批判があった と思います それで春節が終わって2月に入ると すぐにあの豪華客船のダイヤモンド プリンセス号や大阪のライブハウス で集団感染があってそれから日本 も危機感が出始めましたよね それでも日本は世界で見たら感染者数 はそんなに多くなく香川にいる 私の周りでは あまり危機感はなかったです 1月も2月も法事も当たり前に ふつうにあって法事のあとのお食事 もありましたし お葬式でも参列者が 100人規模くらいのものもありました それが2月下旬になると北海道や 東京でクラスターと呼ばれる集団 感染がいくつも発生するようになって 北海道が独自の緊急事態宣言を 出しましたよね あのときは日本はオリンピック の年だったり安倍晋三元総理大臣 が連続在任期間の記録をとろうと していたときだったからか なかなか 国が動いてくれなかった気がします 国が出さないから北海道に続き 東京も独自の宣言をだすという 流れになった3月終わりごろに ようやくオリンピックの一年延期とか が決まってそれでようやく国が 動きはじめた印象です 今でも忘れられないですが 新型コロナウイルスに打ち勝った証 として完全な形で東京大会を開催する と言った安倍元総理大臣の あの言葉がいまでも印象的でした いやオリンピックのことやご自分の 在任記録ナンバーワンよりも 個人的 には2月の段階ではやく新型コロナ ウイルスについて動いてほしかった なあと思います あのときお彼岸のある3月の頃香川 では感染者数は1人か2人でほとんど いなかったと思いますが 私の周りではだいたい7割くらいの お寺が春の法要を取りやめたと思います お彼岸の頃はまだ国は特に何も 方針を出していなかったですが 半分以上のお寺がお参りの受け入れ をやめてお寺の僧侶だけで 仏教法要をしていた記憶があります 私のお寺も毎年4月4日に春の法要 をしていますが 大事をとってひと月 ずらした5月5日に法要するように お彼岸の頃に予定日を変えることを 決めました そしたら4月になって急に国が動き 出して緊急事態宣言を出すよう になったのが また印象に残っています 最初は七都府県でしたがあとから 徐々に対象地域が広がって結局 日本全体が宣言の対象地域 になりましたよね 宣言の期間が5月の大型連休が終わる 時までだったので ちょうど5月5日に ずらした私のとこの春の法要 に重なってしまいました あのときは5月5日の春の法要を どうしようかと本当に悩みました 政府からは4月1日からマスクが 配られると言っても私の周りでは 誰もマスクが届いていなかったですし 消毒液も不足していました それでも大切なご仏事のご縁ですので いろんな感染対策をして新型 コロナウイルス1回目の 最初の法要をしました 例えば次のような対策をしました 通常は2時間の法要を30分に短縮 したこと 通常は15名ほどのお坊さんが出勤 するが 住職と私の二人だけでお勤めしたこと お参りの椅子どうしの間隔を縦横 斜め2mと広くあけたこと 本堂の外まわりの扉をすべて外して 風通しをよくしたこと 各所に消毒液を置き 自由に使ってもらったこと 定期的に柱や机や椅子を 消毒しまわったこと お参りの受付は お堂の外でしたこと 本山布教使のご案内を とりやめたこと こういったいろんな対策をして 緊急事態宣言の中円龍寺の春の 法要をつとめました 宣言の期間中だったのでお参り の人は少ないだろうなあと想像 していましたが実際には例年と そう変わらない人数がお寺にお参り してくださっていました 最後までお話を聞く人は5人もいない かなあと思っていましたがそれも 意外なことに用意した椅子が 足りなくなるほどの人が聞いて くれました 椅子の数を減らして確か22脚ほど を用意したと思いますがそれが 足りなくなり急いで本堂の縁にも 椅子を追加で並べてお話を聞いて いただきました それとまた印象的だったのが普段 見ない顔の人や お話を聞かれて いなかった人も最後まで残って お話を聞いてくださっていたので そういった面では新型コロナ ウイルスもありがたいご縁だった なあと思います こういう不安なときだからこそ お参りに行こう 仏さまのお話を 聞こうという思いが生まれたんだ と思います さてそれで時はすすんで 2020年の秋になります 秋になるとまた各地で 秋の法要がありますね 皆さん覚えていますかね 2020年4月は緊急事態宣言や外出 制限とか時短営業アルコール提供 の禁止とかいろいろ束縛がありました が秋になると だいぶ緩んでいましたよね 法事やお葬式地域の集会お祭り などは後でクラスターが起きて 批判を受けたらいけないからか どこも消極的でしたが お寺の法要 で言えば私の体感8割くらいの お寺がやっていました 実際国の方も7月頃からgotoトラベル やgotoイートというのをやるように なって旅行に行きましょう 食べに でかけましょうというキャンペーン をやっていましたからね どうもあの4月の緊急事態宣言のとき の渋谷や銀座に人がまったくいない ガランとしたあのインパクトのある テレビの映像の印象がみなさんの 頭に刻まれていると思いますが 実際にはあの映像は緊急事態宣言 のときだけで宣言期間が終わると 5月からは割と人は外に出ていましたよね 私の住む香川県は感染者数の 少なかった地域で2020年も4月から 3 4ヵ月は新規感染者数は〇でしたし 2021年のコロナ2年目の春のときも 累計の感染者数は1000人いって いなかったと思います だから割と私の住む香川では仏教 法要をしているお寺は多かった と思いますしお参りの人も それなりにいたと記憶しています ただし感染予防対策はきっちりして 他のお坊さんの出勤を断わったり 椅子同士の距離を十分にとったり 消毒をきっちりしたり マスクを必ずするといったことを どのお寺もしていました そういった感じで新型コロナウイルス 2年目の2021年から徐々に徐々に 通常のお寺の法要に変わるよう になっていったと感じます 2021年の春4月には私もちょっと 用があって京都に行きましたが 京都の東山清水の方では観光客 の人数が戻っていたように見え ました 桜の花見も禁止されておらず 立ち止まらず歩いてみてくださいね と呼びかけられていました お寺の法要はいっぺんに変わった わけではなく椅子の間隔を少しずつ 近づけたり本山布教使をお招き するようになったり お坊さんの お参り人数が増えるようになったり と法要のたびに世の中の状況もみつつ コロナ前の法要に戻っていきました 特に2023年からはかなり新型コロナ ウイルスが流行する前と同じくらい になりましたね すでに2022年の段階で外国に旅行 する人も多くなってきましたし 外国から日本に旅行に来る人も いましたからね 新型コロナウイルスも変異して 感染力は強くなったと言っても 以前よりも怖いという印象は 薄くなったのか 人の行き来集まりも だいぶ再開されていました なので2023年の年があけると法事とか でもおうどんが出る家もありましたし 中には法事のあとのお食事が 振舞われることもありました もちろん全部の家が全ていっぺんに 変わったわけではありませんが 2022年頃から少しずつ法事やお葬式 お寺での仏教法要は以前のような 形に戻っていったように感じます 特に令和5年2023年の5月から新型 コロナウイルスが5類に引き下げ られてからもうコロナが理由で 規模を縮小するお寺は無くなった 感じですね マスクを着けるというのは今も ずっと残っている習慣ですがそれを 除けばコロナを理由とする人同士 の集まりをなくすというのはもう ないですね 私のお寺のご門徒さんのところで 言えば最近は法事やお葬式のあと のお食事もだいぶ以前のように するようになってきましたし おうどんが出る家も半分近くに 戻った気がします コロナ一年目の最初の除夜の鐘つき も私一人でつきましたが ここ数年は除夜の鐘つきや本堂 での除夜のお勤めにお参りに来 られる人も見られるようになりました この音声を配信するあさって4月4日 新型コロナウイルスの流行から 5回目の円龍寺の 春の法要を迎えます 最初の年の3月4月は皆さん 先行き不安な思いだったでしょうが 過ぎてみれば あっという間の出来事でした 切り詰めて短く話をしたので 話し足りないことはたくさんあります が今回はここでお話を終えます この4年の間コロナを理由に満足 にできなかったこと 人との交流 を含めていろんなことを抑えて 避けていたことでしょう コロナが完全になくなったわけ ではありませんがこの新型コロナ ウイルスをご縁として人と人との つながり関係を大切にする社会 になってほしいなあと思います またそれに気がついていく場として お寺の仏教法要や仏事にお参り していただけたらなあと思います

自坊円龍寺では2024年4月4日に春の永代経法要があります。2020年に新型コロナウイルスが流行してから5回目の春の法要を迎えます。多くのことがだいぶコロナ禍前の形に戻ってきています。この5年を振り返るお話をしていきます。

大元の音声アップロード元
新型コロナの流行から5回目の春の法要。この5年を振り返る.228 円龍寺かっけいブログ
ソース (https://kaxtukei.com/corona-five-years-furikaeru)
アップロード日 2024/04/02

📝目次📝
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00:00 イントロ~3月4月のお寺は春の法要がある~
01:24 新型コロナ初期、2020年1月と2月の状況
05:00 3月は感染者少なかったが、法要を取りやめる寺もあった
06:34 緊急事態宣言の中でした5月5日の法要はどのような感染対策をしたか
08:17 宣言の期間中だったが、お参りの人数は割と多かった
09:33 2020年の秋はどんな感じだったか
11:12 2021年からはどんな感じだったか
13:14 2022年からは人の行き来も増え、仏事も戻りつつあった
15:57 アウトロ~つながりを大切にする社会になってほしい~
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BGM音楽素材はMusMusよりお借りしています

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