昨日は動画をお休みいただきました。地方都市に一泊の出張でした。
最近は自粛気味だったので、たまに出張で一泊すると、なかなか体力を使うものです。
そんな中、とある社長は、銀行員からこんなことを聞いたとおっしゃっていました。
借り入れの要望をする会社は業種によって如実に違いが出ると。
現在で言えば、飲食業、ホテル業、旅行、広告代理業、食品卸などのようです。
食品卸の中でもスーパー等が顧客であればなんとか立ち回っているみたいですが、飲食・ホテルが中心の食品卸はかなり苦しい状況のようです。

そんな中、厚労省は、小規模企業に対して、休業手当の引き上げ実施する構えのようです。
各企業が休業をする場合、従業員に対して賃金の6割以上を支払う必要があるのですが、現在はそのうちの9割を国が補助しています。
それを、賃金に対して100%の手当を支給する方針のようです。
ちなみに日経新聞によると、対象の小規模企業は、製造で20人以下、商業・サービスで5人以下とのことで、対象従業員は1000万人を超えるようです。
また、一人当たり1日8330円とする助成額を1万円以上に引き上げることも念頭においているようです。

このニュースで確かに倒産企業の数は減りそうです。
ただ、この法案が成立し、企業が休業をしたとしても、人件費以外の固定費がかかるものは存在します。
そして、休業申請する会社が急増することも想定できます。

私がよく行かせてもらってるバーがあるんですが、もちろんそのバーも休業中なんですよね。
でもやっぱり、よくしてもらってるだけに心配ですよね。
実は、その件で知り合いからラインが来て、そのバーの存続に少しでも協力したいから、みんなで見舞金を贈りませんかという内容でした。
もちろん二つ返事で承諾させてもらいました。
こういう行動がいいか悪いか賛否分かれるところだと思いますが、真面目にやってきて苦しまれているのであれば、助け合いの精神も必要なのかもしれません。

話を元に戻しますが、このような政策もあり、国の財源の確保がさらに必要になってくるわけです。
そんな中、日銀がなかなかの策を講じています。でも、これってどうなのって意見も多いんです。
こちらをご覧ください。

でもこの続きにこんなことを書かれていました。ご覧ください。

実は日銀は、年間80兆の国債を購入するよって言ってたわけですが、
10年国債利回りが0%に近い水準だったから、買いオペあんまりやってませんでした。って言ってるんですよ。

買いオペって言うのは、基本的には利回り上昇を抑える効果があるのですが、
今は利回り抑えられてるし必要ないよねってことで、買いオペを控えていたようです。
なるほど、最近たまに10年国債利回りが下げ切っていなかった理由がぼんやり理解できてきました。

実際、この日銀対策案から、ブルームバーグが記事を出してます。こちらご覧ください。

日銀は国債を全く買ってなかったんですね。80兆円の購入と言ってたのに、実際まだ10兆円程度しか買ってないっていう意味に近いわけです。
正直、日銀のETFの買い入れって、今の状況下においては、本当に無意味だと思います。
日銀が日本の企業の株主になって株を買い支えたところで、企業の資金繰りは改善するわけではありません。
金融機関が保有する株式の評価損を抑えることを優先させるのか、企業の資金繰りを優先させるのかという選択肢なわけですが、
今の状況であれば、どう考えても後者のほうがプライオリティ高いと思います。
個人的な感想ですが、日銀のETFの購入枠拡大は失策と思ってます。

話がそれましたが、今回の記事から、今のドル円の動きがある程度説明つきます。

為替というのは、おおきくは2つの要素で動きます。
金利とマネー量です。

信用力が同程度の通貨であれば、正常時はお金は金利の高い通貨に流れます。
金利は一般的には政策金利を用いて判断するケースが多いわけですが、今は10年債利回りも見る必要があると思ってます。

今までの相場であれば、景気悪化時は各国は政策金利を引き下げるため、引き下げ余地の少ない日本円が買われる傾向がありました。
今の相場もほぼ同じ状況と言っていいと思います。

しかし、この日銀の政策を実施することにより、おそらく10年債利回りは低下するはずです。
そうなると10年債利回りがマイナス圏に突入するため、この事象だけで言えば、円安ドル高へ推移しやすくなる思ってます。

ただ、日銀もこのタイミングでの円安ドル高は警戒しているのかもしれません。

ちなみに、円安の対象はあくまで米ドル、信用力の弱い新興国通貨や、各国の調整が非常に難しいユーロは別と次元の問題と考えています。

ということで、現在のFXのポジションをさらしておきます。

ちなみにこれをまとめたものがこちらになります。
指値が入れば、逆転するので、ポジション順に並べると、米ドル、日本円、

このようにFXでは、低レバレッジ戦略で言えば、保有ポジションを調整することが必要になってくると思ってます。

・原油暴落と金融危機

・原油先物マイナス価格

・金融崩壊CPについて

・景気低迷について

・原油相場と株式相場の逆相関

・UUUM・ソフトバンク

・日本経済・アンケート

・FX・金・仮想通貨
https://youtu.be/Gg-hAAUv7vg

・FRB緩和策

・株式市場の上昇に騙されるな

・孫社長が15社破綻っていったの?

・しょぼいコロナ対策
https://youtu.be/bTynRF3Kop0

・潰れにくい会社の例
https://youtu.be/wawjSlggMAg

・証券会社の実態

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https://youtu.be/wpvdoYsbo5A

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・原油相場について

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