県民の4人に1人が亡くなった沖縄戦から76年。きょう、慰霊の日を迎えた沖縄は、鎮魂の祈りと平和への願いに包まれています。

 国籍にかかわらず沖縄戦で犠牲となった24万人あまりの戦没者の名前が刻まれた糸満市の「平和の礎」には、朝早くから多くの遺族が訪れました。

 「行かないと気持ちが収まらないもので、急遽、夕べ決めた。本当はコロナでみんなに会うのもと思っていた」(沖縄・宜野湾市から訪れた人)
 「保育園で習ったことを聞いてくるようになったので、そろそろ伝えていかないといけないと思って」(沖縄市から訪れた人)

 新型コロナウイルスの影響により、沖縄全戦没者追悼式は2年連続で規模を縮小しての開催となりました。戦争体験者が年々少なくなっていくなか、この悲惨な戦争をどう後世に受け継いでいくのか、私たち一人一人に問われています。(23日15:55)

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