ここからは東京大学地震研究所の名誉教授 笠原純生さんと見ていきます笠原さん よろしくお願いいたしますよろしくお願い しますえ今回震度6弱を観測した地震です がま発生した場所は甚大な被害が予想さ れる南海トラフ巨大地震で想定されるま 震源行内ということもありましてあの不安 に感じた方多いと思いますえそこで今日は ですね今回の地震と南海トラフ自身との 関連というものを改めて詳しく見ていき たいと思いますはいえまず南海トラには 南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会 という気象庁が南海トラフ全域を対象とし た地震発生の可能性を評価するために専門 家を招集する検討会というものがあります 通常発生から30分以内に条件を満たせば 招集されるということなんですが今回の 地震に関しては行われませんでしたその 理由はこの検討会には行う条件があります その条件というのがマグニチュード6.8 以上の地震が発生した場合30分以内に 招集されるということなんですが今回の 地震はマグニチュード6.60.2及ば なかったということでえ招集されなかった 行われなかったということですねえさらに ですね南海トラフで想定される震源の深さ もですね違ったということなんですはいえ 南海トラフはですねプレートの教会のずれ で起こると想定されていましてはい深浅と わ原さんによりとそれが10kmぐらいと いうことでこの辺りで起きると予想はされ ているいるですけれども今回の震源 39kmということでそれよりも深かった わけですねうんえですので気象庁は南海 トラフとの関連についてはこれを持って直 に調査に入ることはしないと巨大地震が 発生する可能性が高まっているとは考え にくいといった発表をしていますという ことで検討会というのは今回行われません でしたがえ笠原さんは南海トラフとの関連 ま調査しなくても大丈夫でしょうかどう でしょうかどう考えになりますかえっと ですねあのま南海トラフで起こりそうな 地震に何をしたらあその余地ができるかと いう内容に分からないんですよねでま今 あのえ陸上の地震活動ではなかなか分から ないとそれでえまGPSみたいなものでえ え地下の滑りそういうものを関するという うんそれ心したことではいうに思います なるほど ただそのあのマグニチュード6.6と 6.8の違いを先ほどお見せしましたけど もカさん揺れというのはどれくらい違う ものなんでしょうかそうですねあのま揺れ で言いますとですね結構こう大きく違うん ですけれどもはいあのまあだけど6.6だ から影響がないという風とは言えないと いう風に思いますうんううんとは言いれ ないいうことですねエネルギーの規模で 言うとどのくらい違うんですか6.6と 6.8ま数倍違いますねはい数倍あそう ですかなるほどあとですねそのま今回の 地震がさらなる巨大自心を誘発する恐れ でしたりその南海トラフの注意というのは 必要になってくるんでしょうかどう でしょうかはいあのえフィリピン海 プレートが沈み込むのはこのえ想定えの えいの南海トラフの地震活動っていうのは 1番西足が今回の地震活動でそれがずっと その東側までえ東京付近まで繋がっており ますのでまそういうところに地震活動が 及ぶ可能性があるとでまこれのま全長的な ものとすれば例えば静岡の下とかあるいは キーハントの下とかそういうところの スロースリップを見てるとある程度は 分かる可能性が高いとまですから フィリピン界プレートがこのようにず 広がっているのでま東から西いろんな ところで起きる可能性があるよということ でよろしいんでしょうかそうですね特に あのえ東海の地震と南海の地震っていうの はうんあのこれは多分今回起こる時には 繋がって起こる可能性が非常に高いという 風に思いますねなるほどま引き続き警戒を 広いエリアでしてほしいと思いますけれど も先月1ヶ月間の地震を見てみますそう ですねもう本当最近地震が多いですよね はい南海トラフの想定震源その周辺で震度 3以上またはマグニチュード3.5以上の 地震は今回の震源になっているこの文語 水道を含めて5回ありましたさらに今月4 月で見てみますと8日にこの大隅半島で 起きた震度5弱など少なくとも8回この 震源域想定震源域の中で地震が起きている ということが気象庁のホームページで確認 されましたはいバさんこの3月4月とま あつでこの辺りで地震が続いてるわけです けれどもこの辺りの関連性というのはは 考えべきなんでしょうかどうでしょうか はいあのやはりですねフィリピン海 プレート全体にわってですねえま地震活動 は結構きてましてえフィリピン海プレート の沈み込みで言いますと1番西端が台湾の ところそれから東側に行きますとえ千葉県 東方それから茨城県え南村地震こういう ものが全部フィリピンカプレートのところ の地震活動でま今回の地震もそうですしえ それから宮城え宮崎大きの地震活動こう いうものは全部あのフィリピン海プレート のえ沈み込みの地震がするなのでま全体が 関連して起きてるという風に考えられます うん台湾とも先日の台湾の大きな地震とも 関連している可能性あはいあの特にですね 今回の地震とほとんど同時期にえ台湾で マグニチュード5の地震が起きております のでまかなり関係があるという風に思われ ますうんうんま関連性もあるのかもしれ ないということでしたがパックま地震がま このように追いきてるとま非常に住んでる 中で皆さんもうんというに思いますがどう ですかそうですねま最近また意識が高まっ てるんですけどま普段から我々が意識を 持たなきゃいけないと思うんですあの地震 分布数を見るともう日本台湾フィリピン インドネシア真っ赤っかになりますよね ですからいつ起きてもおかしくないという ま認識意識を普段から持つてこうやって 正しい情報を集めながらちょっとずつ勉強 していざという時はどういう風に行動すれ ばいいのかやっぱり住んでる身としては 我々も普段から考えなきゃいけないと思い ますやっぱり日本に来てからその意識って 変わりましたかパくそのあの未だにですね 今回の地震もあのアメリカの家族なかなか 日本の地理関係わかんないから大丈夫です かて聞きますけどその大丈夫ですかていう 声がやっぱり日本に住むことにしたこの 決断をした上で僕がもう本当に毎日考え なきゃいけないなという風にま考えが 変わりましたねなるほどねはいまそれから 象庁は今後1週間程度震度6弱程度の地震 に注意を特にあの愛媛そして知の方注意し ていただきたいですけれども笠原さん どんなことに具体的に注意をすればいい でしょうかそうですねあの今回の地震の 付近だけじゃなくてまこれがかなり広い 範囲に前で及ぶ影響があると思うのでまあ え東京からそれから静岡それから徳島えま そういうところも非常に今後の地震活動に 注意する必要があるという風に思いますね はい
17日深夜に震度6弱を観測した地震ですが、発生した場所は甚大な被害が予想される「南海トラフ巨大地震で想定される震源域内となっていて、不安に感じた方が多いと思います。
そこで、今回の地震と南海トラフ地震との関連を、あらためてくわしく見ていきます。
東京大学地震研究所の名誉教授・笠原順三さんとお伝えします。


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